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辰哉side






車を走らせ20分。

駐車場に車を止めて、中に入る。

夜の病院は何となく冷気が立ち込めていて、緊張感が漂っていた。

中に入ると、ERと書かれた看板の前に警察が1人。

その横で医者が難しい顔をして立ってた。







辰哉「あの…深澤ですが・・・」

警察「深澤さんでいらっしゃいますか?先ほどお電話した生田と申します。突然のご連絡すみません。」

辰哉「ご連絡いただき、ありがとうございます。これ、身分証です。」


警察が名前を確認する。


照「それよりラウールは?どこの病室ですか?」

警察と医者で目を合わせる。

医者「先に会ってもらった方がいいかもしれません。ご案内します。」

医師の後を付いて歩く。







辰哉「久しぶりだからさ、緊張するよね。なんて声掛けたらいいんだろ・・・」

照「ありのままでいいだろ。“久しぶり。元気?“って。」

辰哉「励ましてやんなきゃな」



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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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