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辰哉side





ピッ ピッ ピッ





ピッ ピッ ピッ





呆然とベッドに横たわる姿を見つめる。



じわじわと涙があふれて、

ベッドの白いシーツにシミを作った。





こんなにも小さい体で…


たくさんのことに耐えて、過ごしていたのか…。


一緒に暮らさなくなって、数年。


本当だったら今年、中学生になっているはず。


とてもじゃないけど、今の姿は中学生には見えない。


似ても似つかないその姿に・・・
なんと声をかけていいのかわからなかった。





照「ラウ?痛かったね。よく頑張ったね。」



何も答えない。



かろうじて、握った手はひんやりと冷たい。






ただ、無機質な音だけが鳴り響いているだけだった。




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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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