検索窓
今日:15 hit、昨日:2 hit、合計:35,870 hit

182 ページ33

稜雅side

鼓動が体に響くほど、息が詰まるほど、何かに焦っている。
口を開けたまま声は出ず、固まる俺に村田君がまた口を開く。

「船津先輩は、どうなんですか?」

遠くに聞こえる賑やかな話し声と走る足音が耳をすり抜ける。

俺は、

「わ、からない、です。」

思わず下を向き、目をそらす俺を村田君は見つめたままだった。

「そうですか。分かりました。すみません、呼び出して。ありがとうございました。」

あ、いや、と慌てて顔を上げるが、村田君はお辞儀をした後すぐに教室を出て行ってしまった。

一気に思い浮かぶAちゃんの顔。
俺は、なんで、こんな気持ちになっているんだろうか。

183→←181



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
設定タグ:超特急 , リョウガ , ユーキ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さーちゃんまん(プロフ) - ビビさん» こちらこそ!最後まで書いて下さりありがとうございました! (2018年2月10日 22時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - さーちゃんまんさん» お褒めの言葉ありがとうございます!何度も心が折れかけた作品なので本当に嬉しいです( ; ; )最後まで読んでくださりありがとうございました!! (2018年2月9日 16時) (レス) id: 8a3170fad6 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - おはようございます!この作品めっちゃ面白かったです!最後キュンキュンしました(^^) (2018年2月9日 7時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:vivif18 | 作成日時:2017年11月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。