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拓弥side
太陽を誘ったが、入りたい部活があるからと断られてしまった。
いつもの俺ならそこでやめるはずなのに、今日は何かに突き動かされたように本部室に着くまで足は止まらなかった。
希望者の多さに思わず目を大きくする。
少しの時間を置いてから、本部室から先輩方が出てきた。
希望者の人数が多く、部屋に通すことが出来ないようで、廊下で小笠原先輩が本部の仕事内容を説明し始める。
話し合えた先輩が顔を上げて微笑むと、
本部の仕事量、それをこなす技術とスピードに耐えられなかったのか、青ざめて帰る人がほとんどだった。
残ったのは目を輝かせて話を聞く3人と俺。
「よし、合格。この4人で決まりです。」
その言葉と、親指を立ててこちらに向ける先輩に自然と口元が緩んだ。
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作者名:vivif18 | 作成日時:2017年5月26日 13時