真撰組の裏切り者 【高杉晋助】

クイズ ページ26

冷たい風が吹き、吐いた息は白く濁る

一息吐いて、彼の腹に足を乗せる

沖田「…ぐぁ…っ」

A「ここで簡単クイ〜ズ！」

腹を殴った後、“立ち上がらない”沖田に笑いかける

沖田「…ッくそっ……！！」

いや、“立ち上がれない”の間違いか。

A「…今この場で貴方の仲間達を呼びまァす。その時に私がすることはなんでしょう？」

時間はたっぷりある。さぁさぁ答えて？

A「…スッごく簡単だよ？」

沖田「はっ…なんでィ？…俺の体ギタギタにするってかィ」

彼もニヤリと笑い返す。

A「…ブッブー！惜しいねェ…不正解〜。正解はァ〜……」

沖田「ッ！？」

手を降り下げる

ドォオオオンッ＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カチャッ

背の方から、金属音。

私は振り返らず、月を見ながら呟くように言った。

A「…こんな綺麗な月が出る日は、狼が出そうだなんて思ってたけど。」

そしてゆっくり振り返り、知ってる顔に笑顔を向けた

「…A。…何をしている？」

A「…銃を構えながらいうセリフじゃないですよ。“副長”」

そう言い、言葉を続けた

A「裏切りって知ってます？」

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