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〜貴女side〜



あの後、倒れたカカシ先生ををタズナさんが背負ってくれたおかげで無事にタズナ家に到着した。


ツナミ「大丈夫かい?先生!」


そう心配そうに声をかけるのはタズナさんの娘のツナミさん。
布団まで敷いてくれて、ほんと至れり尽くせりだ。



カ「いや・・・一週間ほど動けないんですよ」


先生はバテ気味に答える。


サク「写輪眼ってすごいけど、体にそんなに負担がかかるんじゃ考えものよね!」

タ「ま!あんな強い忍者を倒したんじゃ!おかげでしばらくは、安心じゃろう!」

サク「それにしてもさっきのお面の子って、何者なのかな?」


ふと、サクラさんが思い出したように首を傾げる。



貴「霧隠れの追い忍と先生は言っていましたよね」

カ「そ。通称死体処理班。死体を跡形もなく消すんだって」


その言葉にナルトとサスケは身震いした。


貴「死体は喋らないだけで、情報はたくさん持っていますから・・・忍者なら尚更」

サク「?どういう意味?」


カ「例えば俺が死んだ場合、写輪眼の特異体質の秘密を全て調べ上げられてしまう。下手をすれば、敵に術ごと取られてしまう危険性だってあるわけだ・・・」

カ「音もなく、臭いもない。それが、忍者の最後だ」


サク「じゃあ、あの再不斬もバラバラにされちゃうの?・・・こわぁー!」


解体現場でも想像したのか、サクラさんは顔を青くする。



貴(再不斬の死体を別の場所で解体するのは、まぁわかる。他国の忍の目の前で秘密を晒すようなものだから・・・)

貴(だけど、武器は何故千本を使った?あれはたしか鍼として鍼灸治療としても使われる立派な医療道具・・・殺傷性は極めて低いはず。確実に殺すなら、もっと別のを使うべきじゃ・・・・・・まさか)



たらり、と冷や汗が伝う。



サク「唯さん?」

貴「!・・・どうしました?」

サク「さっきからずっと深刻な顔して黙りこくっているから・・・なにかあった??」


貴(・・・今心身ともに疲れているこの状況下では、まだこの仮説を言うべきじゃないか)

貴「・・・実は私も再不斬さんのその後を想像してしまい、少し気分が・・・」




軽く俯き、袖を口元に添える。
するとサクラさんはボソリと何かを呟いた。


貴「?」

サク「あ、ううん!なんでもない!」

サク(伏し目がちで俯くだけでこんなにも絵になるとか、どんだけ顔面偏差値高いんじゃしゃーんなろー!!)


なんて、サクラさんの悶えている心境は、私には伝わらなかった。

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設定タグ:NARUTO , はたけカカシ , 原作沿い   
作品ジャンル:恋愛
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へのへのもへじ - 絵上手いですね!話も面白いです! (2022年11月23日 18時) (レス) @page7 id: 35a2f73e5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おふ豚 | 作成日時:2019年4月12日 20時

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