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〜貴女side〜
もぐもぐ
みんな無言で弁当を食べ進める。
私は少し食べたところで、カチャリと箸を置き、ナルトをジト目で見つめる。
貴「ナルト・・・昼ごはんまで待てなかったんですか・・・」
ナ「うっ、バレねぇって思って・・・。へっ！オレってば別にめしなんか食わなくったってへーきだっ・・・」
ぎゅるるるるる
ナルト・貴
「・・・・・・」
ぎゅるるるるる
なんとタイミングのいいことか。
ナルトは気まずげに視線を逸らした。
ｻｽ「ホラよ」
ナ「！！」
貴「！」
まさかのサスケさんが1番にナルトへ弁当を渡した！？
ナルトと私も驚いてサスケさんの顔を凝視すると、彼は照れくさいのか少し睨みながら「ん！」と突き出している。
貴(これが、噂の『ツンデレ』なのか・・・)
ｻｸ「ちょ、ちょっとサスケ君！さっき先生が！！」
ｻｽ「大丈夫だ、今はアイツの気配はない。昼からは4人でスズを取りに行く。足手まといになられちゃこっちが困るからな」
ｻｸ「・・・・・・」
サクラさんは少し悩んだ後、勢いよく弁当をナルトに差し出す。
貴「ナルト、私からもどうぞ」
ナルト「皆・・・。・・・へへへ、ありがと・・・」
ナルトはとても嬉しそうに破顔すると、「サクラちゃんからアーンしてもらいたい！」なんて調子のいいことを言っている。
貴「サスケさん、先程は取引などと卑怯なことをしてしまいすみませんでした。あの状況なら、己の損得ではなく仲間を思いやるのが最優先でした。」
ｻｽ「い、いや。気にしていない。・・・オレも、まあ、悪かった・・・」
貴「！」
あのプライドが高いサスケさんが謝っただと・・・！？
クスッ
ｻｽ「！」
釣られて笑みを零すと、サスケさんに驚いた顔を向けられた。
貴「あ、いえ、馬鹿にした訳ではなくて。その・・・私、この7班に来れて、よかったです」
ｻｽ「・・・そうか」
ボンッ
突然出てきた煙とともにカカシ先生が現れる。
カカシ「お前らあああ！！」
サスケ・貴
「「！」」
ナ「うわあああ！！」
ｻｸ「きゃああああ！！」
カ「ごーかっく♡」
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年4月8日 12時
