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※前回からの続きです※
〜貴女side〜
貴(探す手間が減っただけよしとするか・・・)
貴「今助けますね」
必死で土を掘り、サスケさんを救出する。
土遁を使えるのならきっと格好よく救出出来たのだろうが・・・。生憎私に土遁は使えない。
しかし、途中まで掘り進めていた手をぴたりと止めさせる。
ｻｽ「・・・？おい、どうかしたのか」
貴「取引しませんか？」
ｻｽ「は？」
貴「先生相手に、私たち1人では力不足です。班員全員で協力し、鈴を取りに行きましょう。・・・しかし、断るのであれば、私はこれ以上この救出を手助けはしません。フェアじゃないでしょう？」
そう告げた途端、サスケさんの顔が恐ろしく歪んた。
・・・ひぇっと内心めげそうになったことをおくびにも出さずに話を続ける。
貴「もちろん、半分以上掘り進めましたので、あとは自力で出ようと思えば出られるはずです。・・・ですが、限られた時間の中で、この地面から抜け出し、そして自分より実力の上回る相手と戦い鈴を奪う・・・。果たして可能でしょうか？」
皆と手を組んだ方が、早く鈴を取れるよ〜というニュアンスを含めて話してみるものの、サスケさんは私をぎろりと睨むばかりだ。
貴(これ完全に敵に回してしまった気がする)
心なしか、背中に伝う冷や汗がどっと増えたような？
ｻｽ「なんと言おうが、俺は一人で行く」
貴「・・・そう、ですか。それなら、後は頑張ってください」
ぺこりと一礼をすると、その場から立ち去る。
仲間に対して冷たすぎるとも思うが・・・。
貴(仕方ないではないか！！全員話を聞こうともしないのだぞ？！！うぅ・・・人望が無いのが原因なのか・・・)
とぼとぼと歩いていると、遠くから「おーい！」と呼び止められた。
ナ「唯！・・・あのさ、あのさ！俺ってば一人じゃ鈴取れなかったってばよ・・・。やっぱり、オレも一緒に鈴取りさせてくんねぇ！？」
貴「ナルト・・・！」
パァァァと顔が明るくなる。
貴「そうと決まれば、作戦を立てましょう。無鉄砲に行っては、1人も2人も変わりませんから」
ナ「おう！」
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年4月8日 12時
