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〜貴女side〜
貴「そういえばナルト、卒業試験受かったんですか？」
今1番気になっていることを尋ねると、シカマルくんも「俺もそれ気になったんだけどよ」と前置きを置いた。
シ「今日は卒業生の為の説明会だぞ」
呆れたようにシカマルくんが確認すると、ナルトはにこにこというよりにやにやと顔を緩ませて得意気に言い放った。
ナ「お前らさ、お前らさ！この額当てが目に入んねぇのかよ！」
ナ「俺も今日から忍者だってばさ！！」
貴「凄いじゃないですか！！ね、シカマルくん？」
シ「その君づけ、なんか違和感すげえから無くていいって。・・・というより・・・・」
一旦言葉を濁らすと、まるで(こいつどんな手使ったんだよ)と言いたげな視線をナルトに送っていた。
それに気づかないナルトは、余程額当てを貰えた事が嬉しいのか永遠と自分を褒めたたえている。
貴(一体昨日の今日で何が・・・。？なんだろう、さっきから視線を感じる)
元を辿ると、後ろの席の方でヒナタがナルトに熱い視線を送っていた。
すぐさま彼女のそばまで行く。
貴「ヒナタ！おはようございます！」
ヒ「唯ちゃん、おはよう。・・・ナルト君、受かったんだね。よかった・・・」
貴「ずっと応援していましたもんね、貴女」
ヒ「え！！？な、なんで、唯ちゃん知ってるの・・・？」
貴「ｸｽｯ」
貴女「ヒナタの傍にいたら、誰でもわかりますよ」
ヒ「そ、そんなにわかりやすかったかなぁ・・・」((ｶｧｧ
顔を赤らめたヒナタは正しく恋する乙女の顔をしていて、経験した事のない私にはその繊細な心情までは理解出来なかった。
貴(ちょっと不躾だったかな)
1人しゅんと反省していると、ヒナタは「で、でもね」と切り出した。
ヒ「私は、唯ちゃんが受かってくれたことも、同じくらい嬉しいなって・・・」
貴「！！わ、私もですよ！」
思わず動揺してしまい声が裏がえる。
貴(この子、いい子すぎる！！！！)
ヒ「そういえば、ナルト君と仲良くなれたんだね」
貴「ああ、卒業試験の日にちょっとお話したぐらいですが」
ヒ「私も頑張らなくちゃ・・・」
貴「安心してください。私は誰かに惚れた腫れたはありませんから貴女の想い人は取りませんよ」
ヒ「ふぇっ！！ちょ、唯ちゃん///！」
貴「あら、りんごみたいになってますね」
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年4月8日 12時
