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〜第三者視点〜
ガラガラガラッ
「「ゴーーールッ!!!」」
突如として教室に大声が響き渡る。
いの「またあたしの勝ちね、サクラ」
サクラ「何言ってんの!?私の爪先の方が1センチ早く教室に入ったでしょお!?」
2人は息を切らしながらぎぎぎと睨み合いをしていた。
しかししばらくすると、サクラはナルトの方を見て瞳をキラキラと輝かせている。
ナルトもナルトでサクラのことを見つめていたらしく、「サクラちゃんが俺の事見てる!」とニヤついていた。
サクラはいのの制止を振り切ると、視線の先へと駆け出していく。
ナ「お、おはよー!サクラちゃ サク「どいて!」うわっ!!」
サク「お、おはよぉサスケくん」
サクラの視線の先はナルトではなく、ナルトお同じ列に1人静かに座るサスケだった。
サスケは声をかけたサクラをちらりと見る。
サク「隣、座ってもいい?」
い「ちょっと!サスケくんの隣は私よ!!」
サク「早い者勝ちでしょ!」
い「私の方が先に教室に入ったわ!」
そのいのの言葉を皮切りに、同じくサスケの隣に座りたい他のクラスメイトがゾロゾロと集まって、席の争奪戦を始めた。
サス(うるさい・・・)
貴「ほんと、サスケさんの人気は凄いですね」
お茶の間で人気のアイドルと同じくらい騒がれているんじゃないのかと唯がいうと、ヒナタもコクコクと頷き、そして席を奪われた挙句に除け者にされたナルトを心配そうに見つめていた。
ヒ(ナルト君・・・)
貴(皆、恋に夢中なお年頃というやつなのか・・・)
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作者名:おふ豚 | 作成日時:2019年4月8日 12時