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『うーーーん』

○○は戦艦の中を歩きつつ、腕を組んで悩んでいた。悩みの元は神威。

恋人の神威には、いつもドキドキさせられっぱなしだ。たまには、その仕返しをしてやりたい。

『何かいい案はないかなー』

「何悩んでるの?」

『うん、神威にどうやって仕返ししてやろうかと・・・って、え!?』

急に聞こえた声に、○○はポロリと言ってしまった。後ろには、ニコニコと笑っている神威本人がいた。

「ハハ。面白い事考えているね。でも仕返しって、俺何か○○にひどい事したかなぁ?あ!」

心当たり有。と神威は手を打った。

「もしかして、毎夜、時々所構わずやる、セ・・・」

『そうじゃなくてーー!!』

その先を言わせまいと、急いで口を挟む。

「えー?じゃあ他に思い浮かばないなー。俺が何したの?」

『・・・教えない』

「・・・別にいいけど。もっとひどい事するだけだし」

『言いますー!!だから、いつも神威にドキドキさせられてるから・・・』

本人に言ってて恥ずかしくなる。語尾も徐々に小さくなった。

「え・・・。それで仕返し・・・?」

神威は驚き、目を丸くする。

『そう・・・』

「何それ。○○可愛すぎ!」

嬉しそうに笑い、ギュッと○○を抱き締める。

「そんな可愛い事言われたら、食べたくなっちゃうよ」

そう言って、神威は○○の耳をカプッと甘噛みする。

『ちょっ、もう食べてるって!』

既に神威の所為でドキドキしている。何とかこの仕返しが出来ないものか。

「フフ。可愛い○○に免じて、仕返し受けてあげる」

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作者名:桜輝 | 作成日時:2020年11月21日 11時

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