1 ページ1
『うーーーん』
○○は戦艦の中を歩きつつ、腕を組んで悩んでいた。悩みの元は神威。
恋人の神威には、いつもドキドキさせられっぱなしだ。たまには、その仕返しをしてやりたい。
『何かいい案はないかなー』
「何悩んでるの?」
『うん、神威にどうやって仕返ししてやろうかと・・・って、え!?』
急に聞こえた声に、○○はポロリと言ってしまった。後ろには、ニコニコと笑っている神威本人がいた。
「ハハ。面白い事考えているね。でも仕返しって、俺何か○○にひどい事したかなぁ?あ!」
心当たり有。と神威は手を打った。
「もしかして、毎夜、時々所構わずやる、セ・・・」
『そうじゃなくてーー!!』
その先を言わせまいと、急いで口を挟む。
「えー?じゃあ他に思い浮かばないなー。俺が何したの?」
『・・・教えない』
「・・・別にいいけど。もっとひどい事するだけだし」
『言いますー!!だから、いつも神威にドキドキさせられてるから・・・』
本人に言ってて恥ずかしくなる。語尾も徐々に小さくなった。
「え・・・。それで仕返し・・・?」
神威は驚き、目を丸くする。
『そう・・・』
「何それ。○○可愛すぎ!」
嬉しそうに笑い、ギュッと○○を抱き締める。
「そんな可愛い事言われたら、食べたくなっちゃうよ」
そう言って、神威は○○の耳をカプッと甘噛みする。
『ちょっ、もう食べてるって!』
既に神威の所為でドキドキしている。何とかこの仕返しが出来ないものか。
「フフ。可愛い○○に免じて、仕返し受けてあげる」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜輝 | 作成日時:2020年11月21日 11時