【銀魂】〇不足〈神威〉 (ページ2)

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二人がしてない事。それは仕事が忙しかったり、互いの時間が合わなくて出来ていない事だ。つまり、恋人らしい事。抱き締め合ったり、キスしたり、それ以上の事も・・・。

『えーっと・・・。手合わせ・・・とか？』

しかし、こちらを見つめ続ける神威に面と向かって言うのは恥ずかしく、そう答えてしまった。手合わせも、あながち間違ってはいない。

「フン！どうやら、コイツの命は惜しくないらしい」

○○からプイッと顔を反らすと、ぬいぐるみの手を引きちぎろうとした。勿論、そんな事はさせたくない。○○は神威の手をギュッと握って止めさせた。

『えっと・・・。だから・・・っ』

「・・・」

どう言えばいいか頬を染めて悩む○○を、神威は再びこちらを見て待つ。○○の口は何度か開閉した後、何かを決意したように、キュッと引き結ばれた。

『んっ！』

○○はギュッと神威に抱きついた。その行動に一瞬目を見開くも、神威は嬉しそうに頬を緩ませた。

「ま・・・これで正解でいいか。最近イチャつけなかったでしょ？俺さ、凄く○○不足」

ぬいぐるみを退かすと、神威は○○を強めに抱き締めた。

『じゃ、じゃあ、明日からまた少しずつ・・・』

「だから、今から沢山イチャつき合おう！」

『え！？』

今日は、もう本当に体が疲れ切っているから早めに休みたい。だが、神威は○○の言葉を笑顔で遮った。

「○○だって、俺不足でしょ？だから・・・、さ・・・？」

顔を近付けて来る神威に、『あぁ、明日は寝不足決定だ・・・』と思いながら、○○は神威のキスを受け入れた。

END