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それはそうと、
ジョングクくんは本当に付き合う前と
同一人物だろうか?というほどに
逞しく成長していて驚かされる。


多分、もともと頼りになるタイプなんだろうけど
今は前よりも更に頼もしく思える。


「…ジョングクくん」


私は、握られた手に力を込めて言った。


「その…ありがとう。いつも、私のこと見守ってくれて」
「…」
「私、守られてばっかりで何も出来てないから、何かジョングクに恩返しするね」


私が言うと、ジョングクくんが目をパチクリさせる。


「恩返し?」
「うん!例えばほら…あ!お弁当を作って来るとか!」


私が言うと、ジョングクくんが目を開いた。


「…マジ?」
「うん!あ、でも…迷惑じゃなければ」


その言葉に、ジョングクくんが勢いよく首を振る。


「全っ然迷惑じゃない!むしろいいの?」
「うん…そんなので良ければ」
「やったぁ!!」


ジョングクくんが満面の笑みで喜ぶ。
…うん、逞しいと思ったら
こういう赤ちゃんみたいな笑顔を向けて来るから
ほんと困るんだよなぁ。


「じゃあ、俺卵焼き入れてほしい。あ、あと唐揚げも!」
「ふふ、分かった」


私が笑うと、ジョングクくんも笑う。
幸せだなぁ…なんて思っていたときだった。


「…?」


ふと、視線を感じ、私は校舎の方に目を移す。
…誰もいない。


「A?」


突然黙り込んだ私を、ジョングクくんが覗き込む。
私は慌てて振り返った。


「ううん、何でもない」
「そ?あー、Aの弁当、ホント楽しみ」


部活、倍頑張れちゃうよ、と言う
ジョングクくんの言葉を聞かながら、
私は再び校舎を振り返った。


…誰かの視線を感じたのは、気のせいだろうか。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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あすか(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月4日 10時) (レス) id: 15a30d915f (このIDを非表示/違反報告)
天才みんしゅが - キャーー!!!!!!!!!!いいところで終わったーー!!え、は、ん?絶対ふわふわ女の子、物語の鍵を握る人ですよね?わぁー楽しみです!続き、続き待ってます! (2020年7月26日 9時) (レス) id: 76fab61346 (このIDを非表示/違反報告)
1ちゃん - 結構経っていますが、更新楽しみにしてます! (2020年7月2日 20時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - Bigloveさん» わざわざコメント下さったのに、更新遅くなり申し訳ないです(;_;)私のことはお好きにお呼び下さい〜!また可愛いじょんぐぅ書けるように頑張ります! (2020年3月28日 22時) (レス) id: 70812af267 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - kannaさん» 更新遅くなり申し訳ないです( ; ; )ステキなコメントありがとうございます!更新再開していきますので、宜しければまたお付き合いください♪ (2020年3月28日 22時) (レス) id: 70812af267 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/Cha27073585  
作成日時:2019年4月29日 15時

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