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相変わらずははは、と呑気に笑ってる松島さんが急に質問してきた
｢マネージャーさんはさ、
なんでマネージャーになったの？｣
嘘を言おうかと思ったけど、
真っ直ぐな松島さんには本当のことを言ってみようと思った
｢私、小さい頃からイケメンが大好きなんです
だから、イケメンと一緒にお仕事したいなあってずっと思ってて
だから自然と、マネージャーになろうって思ってたんです｣
引かれるかなと思ったけど、松島さんは笑顔のまま
｢じゃあ夢が叶ったんだね
僕はともかく、他の4人は皆イケメンだし｣
｢いや、松島さんもめちゃくちゃ綺麗なお顔です｣
｢やめてよー、照れちゃうよー｣
なんて、はははとまた笑っている
｢松島さんは、なんでアイドルになったんですか？｣
｢え、僕？
僕の話なんていいよー｣
｢私だけ話すのは、なんかずるいです｣
うん、せっかくの機会だし
シンプルに気になるから聞いてみた
｢僕も、小さい頃から夢だったの
キラキラのステージで、歌って踊るの｣
｢じゃあ、松島さんも夢叶えてるじゃないですか！｣
｢うん、でも｣
何かを言いたげな松島さんだけど、
｢やっぱり、なんでもないや！｣
｢はぐらかさないでくださいよ！
なんでも言ってください、｣
私の言葉に、ゆっくり口を開く松島さん
｢こんなこと言っても、困らせちゃうだけだと思うんだけど、
僕、もう1回5人でステージに立ちたい｣
"5人で"
その単語が、私の胸に響いた
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作者名：あちゃん | 作成日時：2020年12月29日 0時
