55. ページ6
「…は」
「よお。今日はお前に会いに来たんだよ」
「嫌がらせ…？」
「うん、君下さんすぐ逃げて」
「(がんっ)」
「ぎゃぁあああ！！え、なに。ヤンキーなの？！」
「！！商品が！」
「誰も買わないだろ？(失礼)」
「私がたまに買いますううう」
「え」
なんか急に商品棚をがんっという大きな音を立てて蹴り倒した平さんは、私が靴を買うことに驚いたらしくって、目を丸くしてその理由を聞いてきたから、一時だけやろっかなと思ったことが…と、正直に述べれば、形から入るタイプなんです。とか言うまゆみ。
「ああ…そんな感じする」
「で、でも球技大会では結構上手くなってて…！」
「まあ元が悲惨だったからな」
「君下くらいは庇ってくれても良いんじゃないのかな？！」
「そーだそーだ！どうせ体操服姿のA可愛いんだろ？！ちっくしょう！」
「お前は黙ってろ(ちょっぷ)」
「ぐふっ」
頭を思いっきりチョップされたまゆみはそのまま机にがんっと頭を打ち付けたので、君下の家の安い机がめりめりと、音を立てた。
「まあ、ンな事はどうでもいいんだよ。お前に話があっただけだから」
「んじゃ、そこの喫茶店で………も…」
「ん？」
「あ、平さん。見ての通り君下って三代続く貧乏なスポーツ店の子なんで…」
「…ああ。君下、別にそこの公園でいいよ」
「え、あ…そうか」
君下の家庭に少しだけ憐れんだのか可哀想に思ったのか…両方無かったり…。まあなんやかんやで2人が出てったので、机にめり込んだまんまのまゆみと急に2人っきりに
台風が過ぎ去った後って丁度こんなことを言うんだろう
「ったあ。まじあの人容赦ねーなあ」
「でも楽しそうだね、まゆみ」
「ん、まあな。あの人に人望がある訳がようやく分かったし」
「そっかそっか」
「なんで嬉しそうなんだよ」
「えー？内緒」
「(?!)」
ずっと風間みたいに1人で突っ走るタイプだったので、まあそれといえる友達は少なかったし、信用できるチームメイトもいなかったまゆみに、平さんという存在ができて嬉しかったのが顔に出ていたらしく理由を問われたので、人差し指を当てて内緒、といえば顔を赤くするまゆみ
「っっA大好き！！」
「っえ、ちょ…ぬ、ぐなあああ！！」
「おーい火村、帰る……ぞ…」
「ち、ちが、これには訳が…！」
「他人の家で盛んなよ」
「君下違うってええ！」
(あーあ、A青函に来ねえかな)
(イジメがいがありそうだよな)
(前言撤回！)
(私の純潔が！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(・ω・)@crew(プロフ) - えっ、文才ください。なんなんですか？！このクオリティの高さ？！ほんっと応援してます!!!!!! (2018年8月3日 9時) (
レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
お好み豆腐(プロフ) - ばりぼさん» か、神ですと…！！？有難い限りですううう！！ありがとうございます！ (2016年11月8日 8時) (レス) id: 9be31ef263 (このIDを非表示/違反報告)
ばりぼ - な、何だこの神小説は…！！ 更新頑張って下さい(*´^`*) (2016年11月7日 20時) (レス) id: 0eceac0a4a (このIDを非表示/違反報告)
お好み豆腐(プロフ) - かまぼこさん» おおおおおお！了解です！！ (2016年11月5日 18時) (レス) id: 9be31ef263 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 今見てビックリしました…おお…。リクエストなのですが悪友トリオがどのようにして仲良くなったかをお願いします！！！ (2016年11月5日 14時) (レス) id: 0c9314f695 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
