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『えっと…』
神威｢思ってたよりもずっと上玉だ。
阿伏兎の女にしては若すぎるかナ？
あんた俺とあまり歳は変わらないだロ？｣
『えぇ、多分ですが…』
神威｢ま、何でもいいや。俺が送ってあげるヨ｣
『阿伏兎さんの用事は大丈夫なのですか？』
神威｢難しい事は阿伏兎が全部やってくれるから
大丈夫だヨ｣
『そうですか』
神威｢じゃァ 行こうか｣
唯一体を支えるAの右足を足払いすると、
フワッと宙に浮いている間に器用に
Aの胴を脚を両腕で支え、横抱きをする。
『自分で歩けますよ？』
神威｢遅いだロ。黙ってろヨ｣
ニコッと笑う神威。
神威｢あ、でも道案内だけお願いするヨ｣
『分かりました』
・
『此処です』
玄関の前に降ろされると、
木の杖でバランスを取りながら玄関の鍵を開ける。
神威｢うん、覚えたヨ｣
『ありがとうございました』
ペコッと頭を下げる。
神威｢…あんた、料理は出来るの？｣
『えぇ、人並程度なら…』
神威｢ふ〜ん…地球の料理は美味しいからさ、
次来た時食べさせてヨ｣
『…日中は 家を空けている事が多いいですよ？』
神威｢なら世が更けてから来るヨ｣
｢それじゃ｣と向かいの家の屋根を飛んで帰って行く。
『…茂茂様とそよ姫に、
怪我を知られぬ様にしなければ…』
腕の件で説教を受けたので、
どうしようかと頭を悩ませながら家の中へ入る。
・
阿伏兎｢結局、着いてったのかァ？｣
神威｢うん。
でも、俺のおかげで命拾いしてたヨ？｣
阿伏兎｢不幸中の幸いって奴か｣
神威｢俺を疫病神と思ってるの？殺しちゃうゾ｣
阿伏兎｢疫病神よりよっぽどタチが悪ィよィ。
ンで？嬢ちゃんはどうだった？｣
神威は口角を上げる。
神威｢やっぱり面白いネ。あいつ。
死ぬ事を恐れてない目だったヨ
死よりもずっと…その先を見ているような目だ｣
阿伏兎｢俺が聞いてんのは怪我の方だよ｣
神威｢そんなの知らないヨ｣
阿伏兎｢ったく…
戦闘以外に全く興味 持たねェんだからよ｣
二人の姿もまた闇へと消える。
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ゆゆ(プロフ) - 絵が上手すぎてびっくりしました 絵柄めっちゃ好きです！！ (2022年8月11日 6時) (
レス) @page1 id: f0d2a098e4 (このIDを非表示/違反報告)
ニワトリ(プロフ) - 小咲さん» 初めてとは！！嬉しいです！！！！ありがとうございます^^* (2020年8月15日 22時) (レス) id: c4e5226a62 (このIDを非表示/違反報告)
ニワトリ(プロフ) - ボブさん» ありがとうございます！頑張ります!!!! (2020年8月15日 22時) (レス) id: c4e5226a62 (このIDを非表示/違反報告)
ニワトリ(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！！じゃんじゃん更新します！！ (2020年8月15日 22時) (レス) id: c4e5226a62 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - 面白いです これからも頑張ってください^ - ^ (2020年8月15日 18時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
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