【ONE PIECE】暁天6

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Aの頭の中には、
十字の剣を背負う一人の恩師の姿が思い浮かぶ。







ﾄﾞﾌ｢何を我慢してまで、此処で見ていやがる…！｣

『罰だ』

ﾄﾞﾌ｢！？｣






こんな光景、誰が見たいと思うのか。
己の過去をまるで映し出された様な惨劇。






『＿＿＿二頭追う者は一頭も得ず。
私はこの国を見捨てただけだ。

我慢…？何を被害者の様な言い方をしてる。
私はお前と同じ目線でこの国を見ていた悪人だ』

ﾙﾌｨ｢お前っ…｣

ﾄﾞﾌ｢！！。ﾌｯﾌｯﾌ！！
馬鹿真面目な女だ…！ならば狙いは何だ！？？｣

『お前に話す理由が無い。
だが、約束通りお前に手出しはしない。

ならば、お前は麦わらに勝てばいい話だろ？』






Aの妖しい笑みにドフラミンゴの口角が上がる。






ﾄﾞﾌ｢＿＿＿＿＿＿先ずはお前からだ、ロー！
処刑を始めようか…！｣

ﾄﾚｰﾎﾞﾙ｢べっへっへっへ！んね〜！｣

ﾛｰ｢腑に落ちねェ事がある。
マリージョアから堕ちた元天竜人のお前に、
何故まだ権力がある！！
お前は今朝"CP0"を動かした！！｣

ﾄﾞﾌ｢＿＿＿ﾌﾌﾌ。
そんな事、死ぬのに知りてェのか？
俺が聖地マリージョア内部にある、
重大な国宝の事を知っているからだ！！！
その存在自体が世界を揺るがす。

あいつらにとって俺は最悪のカードを持った脱走者。
殺そうにも死なねェ俺に天竜人達は実に協力的になった。

＿＿＿＿更にお前のオペオペの実の能力があの日、
俺の手中に入っていたら、マリージョアの国宝を利用し、
俺は世界の実権さえも握れていた！！｣

ﾛｰ｢…！？｣

ﾄﾞﾌ｢それ程、利用価値のある能力なんだ！
人格の移植手術も然り…もう一つお前は知ってるのか！？
オペオペの実は才気ある者が使用すれば…
古来よりの人類の夢さえも叶う。
究極の悪魔の実と呼ぶ者も少なくない｣

ﾛｰ｢あぁ。知ってるさ。俺は興味ねェがな！！
この能力の最上の業は、
人に永遠の命を与える、不老手術！
＿＿＿だが、それをやれば能力者当人は命を失う｣







全身に鳥肌が立った。
そんなもの、何故望むのだ。

Aには到底、理解が出来ない世界。
そして、万が一 政府に捕まる事があれば、
実験体とされる未来が目に見えた。

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