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【非加盟国 中心街酒場】
「____おい、ありゃァ…」
「はははっ。
あんな大物をこんな所でお目にかかれるとは」
Aが街を歩くと、海賊達の視線を奪う。
「"魔性のA"か」
「何故、こんな所に…」
海賊達の視線を無視して、Aは酒場へと入った。
店主「いらっしゃ____!!」
Aの姿を見た店主が驚きで、言葉を詰まらせる。
『赤ワインを頂戴。
美味しいものなら何でもいいわ』
店主「!。お待ちを…!」
店主が直ぐに上物の赤ワインを選び、
ワイングラスに注ぐ。
店主「どうぞ」
『有難う』
店主からワイングラスを受け取ると、
早速一口、口の中へと入れる。
_____美味しい。
Aは口には出さないが、心の中で呟く。
店主はAの表情を見て、ホッと胸を撫で下ろした。
店主「…あんた、こんな所に顔を出していいのかい?」
店主は怖気付きながらも、Aに話し掛ける。
『構わない。皆、命は惜しかろう』
店主「そりゃ、そうだが…」
Aはまた一口と、ワインを呑む。
『最近の新聞はある?』
店主「えぇ。勿論」
店主が近くの引き出しを開け、
Aに新聞を渡す。
見出しにでかでかと自分の名前と写真が載っていた。
______こんなもの、いつの間に撮ってたんだ?
撮られた覚えの無い写真。
藤虎と剣を交えた際に近くに居た海兵だろうか…
『…!?ゴホッ…!!』
店主「!。大丈夫かい?」
突然、むせるA。
______何だ、これは…!!!
新聞の記事を読むと、信じ難い内容だった。
【王下七武海 ジュラキュール・ミホークの元弟子。
あの世界一の剣豪までもが落とされた、魔性の女】
手配書にあった、
【魔性のA】はここからきていたらしい。
自身の事は何とでも言えと言ったのはA。
魔性だの何だの書かれても文句は言えないが…
______ミホークに関してはこれでいいのか?
肩書きに傷がついた様な気もするが…
剣豪は恋に落ちた為、
女の正体に気が付かずに傍に置いた。
その様な事にされていた。
"恋は盲目"
そんな言葉がある。
今回ばかりは便利な言葉だと感じた。
______怒ってそうだな…
頭の片隅で、
不満そうな顔をしたミホークの顔が思い浮かんだ___
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ニワトリ(プロフ) - minedeさん» コメント有難う御座います!!!!番外編も見て下さり有難う御座います(;;)!!! ミホークとのお話も是非、載せますので宜しくお願い致します!!!!! (2022年9月28日 15時) (レス) id: 492c11253e (このIDを非表示/違反報告)
minede(プロフ) - お疲れ様です!m(_ _)m 番外編の更新も楽しみにしてます!!ミホーク様推しの私にとって最高です!!_:(´ཀ`」 ∠): (2022年9月28日 2時) (レス) id: ade13d59b5 (このIDを非表示/違反報告)
ニワトリ(プロフ) - しらたきさん» お読み頂き有難う御座います!!!嬉しいお言葉有難う御座います!お話が出来次第、更新させて頂きます!! (2022年9月25日 23時) (レス) id: 492c11253e (このIDを非表示/違反報告)
しらたき(プロフ) - 一気に読んじゃうほど面白かったです߹ᯅ߹応援してます頑張って下さい!! (2022年9月24日 22時) (レス) @page28 id: 6b6a37760c (このIDを非表示/違反報告)
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