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1始まりは雪の日に ページ2

貴「こんばんは、カフェ ホワイトです」

?「すみません、出前を注文したいのですが・・・」

夜中の11時
この時間帯の出前は珍しい事ではない

貴「はい、大丈夫ですよ、ご注文は・・・」

受話器を耳と肩の間に挟み、メモを取り出す。
注文を聞いて代金を計算する。

貴「・・・・以上でよろしいですか?お届け予定は11時40分ごろになります。」

?「あ、ちょっと待ってください・・・」

受話器の奥から、何人かの男の人の声がする。

「ヒョン!ちゃんとオレンジジュース頼んだ?」

「ピザは!」

「頼んでるよ!他に頼むものない?」

「ないと思いますよー」

?「すみません、大丈夫です。よろしくお願いしまーす」

貴「かしこまりました、失礼します」

電話を切り、早速エプロンを付け直して厨房に立つ

SJ「わぁ、随分と頼む客ねー、団体様?」

メモを見て苦笑いするこの女性はチーフのスジョ二さん

貴「複数名分みたいですよ、でも比較的簡単なメニューだから」

SJ「ごめんねー、バイト終わってるのに」

貴「大丈夫ですよ^^」

私はスジョニオンニと話しながら、注文された料理とドリンクを作っていく。

貴「市内のお客さんだから、歩いてでも行けるかな・・・」

SJ「車今ガソリン入ってないからねー、1人で平気?」

貴「はい、大丈夫です^^」

SJ「じゃあ、よろしくね^^」

オンニに配達用のバスケットを貰い、傘をさして、夜のソウルの街をてくてくと歩く。

10分ほどでついたのは、大きなマンション
事前に伺った部屋番号を打ち込み、ロックを外してもらう。

にしても

貴「・・・・こんなに遅いのに、女の子が多いのね・・・」

ロビーに入る前に見かけた、なにやらカラフルなうちわをもった女の子達
私は特に気に留めることもなくエレベーターに乗り込んで、部屋へと向かった。

2→←プロローグ


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作品ジャンル:恋愛
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作者名:舞恋 | 作成日時:2014年1月4日 16時

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