どうする、私【前編】 ページ9
「(どうしようどうしようどうしよう)」
私の馬鹿野郎
轟の個性どっちか奪えばよかっただろ！
今、八百万に伝えて…いや、そもそも八百万も轟も私の個性知らないし…くそ、こんなとこでしくじるなんて…！
八百万の個性は創る物体のしくみとか知らなきゃ完璧なものは造れないみたいだし、奪えない…！
叔父さんの個性奪うにも身体能力的に触れるわけがない
「(…終わった)」
この試験私は多分不合格だ
2人の足だけ引っ張って終わる
「(今更棄権とか…出来ないか)」
「轟さ…」
「八百万、夢喰」
「轟さん！？」
とかごちゃごちゃ考えてるうちに、戻ってきたらしい
「すみません私…やっぱり…」
「あ、オイ相澤先生来てるぞ！」
「えっ」
ちょっと早すぎやしませんかね
「八百万！！何かあるんだよな？悪い、聞くべきだった」
「でも轟さんの策が通用しなかったのに、私の考えなんて…」
「いいから早くしろ！そういうのはお前の方が適任だって言ってるんだ！学級委員決めた時お前2票だったろ！一票は俺が入れた！そういう事に長けたやつだと思ったからだ！」
「(これ私完全に空気だ)」
「済んだ？」
「…っ！轟さん夢喰さん目を閉じて！！」
八百万がさっきのマトリョーシカを投げた
「んだこれ…」
瞬間、目を閉じてても眩しいほどに光が放たれた
「くっ…！」
「あります！轟さん！私ありますの！相澤先生に勝利する、とっておきのオペレーションが！！」
「とっておきのオペレーション？」
「…とりあえず距離おこう。走りながら説明お願い」
―――
「轟さん、常に氷結の発動確認を！」
「……きた！」
「！(……これって)」
体育祭でやってた大氷壁……！
「復活した瞬間に遮った。これで個性使える今のうちに全容を…」
と、八百万が胸部を剥き出しにしてドルドルドル、と何かを創造する
いやどっから出してるんですかお姉さん
「相澤先生の武器…！？」
「(発育の暴力…)」
「ええ。素材や詳しい製造工程がわからないので全く同じものは創れませんが、そのかわりある素材を織り込んだ私verですわ」
「なるほどな…というか夢喰」
「！、なに」
「お前…この演習試験で個性使ったか？」
一番聞かれたくないこと聞いてくるね…
いやまあ自然なことなんだろうけど
「確かに…というか私、夢喰さんの個性知りませんの」
「いや俺もだ」
待ってこの流れはまずい
「お前なんで個性の事誰にも言わねえんだ」
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柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
音無春奈(プロフ) - 今日一から見直しましたがやっぱり最高ですね！相澤先生と少しずつ打ち解け合う様子が微笑ましいし、甘えた夢主ちゃんもすごいかわいいです笑 またいつか更新を楽しみにしています。いつも楽しい時間をありがとうございます(^O^) (2019年1月17日 22時) (レス) id: 82b0340df7 (このIDを非表示/違反報告)
鎖国(プロフ) - ひろおにさん» コメント有難うございます。最近なかなか忙しく思うように更新が出来ていないんですが、ご期待に添えるようなるべく早く最新話を更新したい所存です…！ (2017年11月26日 19時) (レス) id: 5af2d7ebb1 (このIDを非表示/違反報告)
ひろおに(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新待ってます！ (2017年11月26日 12時) (レス) id: b8fe268e11 (このIDを非表示/違反報告)
鎖国(プロフ) - Reoさん» コメント有難うございます。夢主少し冷めた所があるので、相澤先生の前では我儘で相澤先生を振り回してるといいな…と思ったのですが好印象だったようで良かったです‥！ (2017年10月22日 19時) (レス) id: 5af2d7ebb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鎖国 | 作成日時：2017年10月7日 23時
