検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:12,213 hit
小｜中｜大

三枚目 ページ4

「…何かあったんだね。」


そう聞いてきたお父様に、僕は拾われる前の事を話す事が出来なかった。


どうしても、声が震えてしまうのだ。


「ぼ、僕………」


若干涙目にもなってしまう。


「無理に、言わなくていいんだよ。」


その言葉に、どれほど救われたことか。


「………(コクツ」


僕は無言で頷いた。


「じゃあ王宮に戻ろうか。」


そう言ったら、お父様は、もの凄くキラキラした目で、


「庭で君の魔法を見たいしね！」


と言った。


あぁ。この人は、僕の前の家族より良い人だ。


そう、僕は痛感した。

四枚目→←設定



→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 9.4/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加｜アイコン 感想を見る
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：キア | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/iruk/  
作成日時：2019年10月12日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。