17話 代わり ページ17
あたしは、1人になりたくて屋上まで走った
地上から約12メートル
ここから飛び降りたら、楽になれるのかな？
なんて事を考えながら下を見下ろす
別の学年の不良が弱そうな男子生徒を集団でいじめてる
制服のポケットから携帯を取り出して電話の連絡先から鬼薔薇の名前を探した
アキトがいなくなったら、もうあたしには鬼薔薇しかいない
鬼薔薇「…もしもし？」
「鬼薔薇様…」
鬼薔薇「なにかあった？」
あたしは鬼薔薇に今日あった事を伝えた
鬼薔薇「アキトがいなくなったのか…」
「そうなの…アキト君いなくなっちゃって」
鬼薔薇「アキトがいなくても僕がいるよ」
優しく鬼薔薇が言った
鬼薔薇「今から迎えに行ってあげる。学校でしょ？」
「え！いいの？でも、制服だしダサいよ…？」
鬼薔薇「制服姿も可愛いよ、気になるんなら新しく好きな服なんでも買ってあげるから」
「鬼薔薇様、ありがと」
電話を切ると、鞄を取りに行く為に一度教室に戻った
タッタッタとリズム良く階段を下りる
教室の前までくるとなんだかやけに静かだった
不思議に思いながらも教室のドアに手を掛け開いた
そしてドアを開いた瞬間、異様な光景が広がった
「……っ！？」
床にはクラスメイト全員の死体が転がっており、赤い血が辺り一面に飛び散っている
「ぇ……」
どうしたら良いかわからずに動けないでいると突然後ろから抱き締められた
坊「…A」
「坊君…？もしかして、これ全部…」
坊「僕がやったの」
「坊君…」
坊「…これで楽になれましたか？」
「………………」
坊「…なにか、不満でしたか？」
鬼薔薇「A、校門で待ってたけど遅かったから見に来たんだけど…」
「鬼薔薇様っ…」
鬼薔薇「ぉや？君もノートを持っているのかい？」
坊の姿を見て鬼薔薇が言った
坊「…持ってますよ、貴方もですか？」
坊がニヤリと笑う
鬼薔薇「あぁ、もちろん、僕は死神の力も持っているけどね」
坊「奇遇ですね、僕も手に入れたんですよ」
鬼薔薇「でも…その死神は君の死神じゃないよ」
坊「力の強い者が勝つのです」
鬼薔薇「ふぅん、じゃあ僕と戦ってみる？」
坊「いいでしょう」
「ちょっとやめなよ！」
戦おうとしてる二人を急いで止める
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狂姫(プロフ) - MINORIさん» コメントありがとうございます＼(^o^)／嬉しいです！(｀；ω；´) (2022年10月26日 0時) (
レス) id: 13052b3de7 (このIDを非表示/違反報告)
MINORI(プロフ) - 読んでみました!続きが気になります…!三角関係的なのがおもしろいです! (2022年10月25日 23時) (レス) @page16 id: d1ddcbe9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂姫 | 作成日時：2022年7月2日 0時
