今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:976 hit
小|中|大
2 ページ2
ミッションと言ってしまえばとても聞こえはいいが、私はそんな大それた事はしていない。
ただひたすら、天井を開けては閉め、開けては閉めを繰りかしているだけ。
天井を開けて下をそぉーと除いてはターゲットを探し、いない事に落胆してまた天井を閉める。
私の頭の中では某スパイ映画のテーマが大音量で流れている。
けれど、こんな事をしている私は本物のスパイという訳では無い。
勿論忍者でもない。
よって、屯所内部がどうなってるか分からない。
ひたすらテキトーに天井を開けては閉めている。
取り敢えず目的地は食堂だ。
この時間、隊士は皆夕飯を食べているはず。
そこを狙う。
…最初はやや苦労していた天井開閉作業も段々慣れてきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どなるどべーせん。 | 作成日時:2018年2月3日 20時