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ミッションと言ってしまえばとても聞こえはいいが、私はそんな大それた事はしていない。



ただひたすら、天井を開けては閉め、開けては閉めを繰りかしているだけ。



天井を開けて下をそぉーと除いてはターゲットを探し、いない事に落胆してまた天井を閉める。



私の頭の中では某スパイ映画のテーマが大音量で流れている。



けれど、こんな事をしている私は本物のスパイという訳では無い。



勿論忍者でもない。



よって、屯所内部がどうなってるか分からない。




ひたすらテキトーに天井を開けては閉めている。



取り敢えず目的地は食堂だ。



この時間、隊士は皆夕飯を食べているはず。



そこを狙う。



…最初はやや苦労していた天井開閉作業も段々慣れてきた。

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作者名:どなるどべーせん。 | 作成日時:2018年2月3日 20時

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