【銀魂】この愛は、とても狂気だ

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『三者面談の紙、明日絶対持って来いよ』




そう言って、銀時先生は既に提出された人の紙をひらひらと見せた




それに対して皆、抜けたような声で返す




よって今は、放課後となった





『A、帰ろ！』




もう鞄を持っている神楽ちゃんに返事をして



私も机の横にかけていた鞄を取る





『あー、沖田


ちょっと待て』





不意に銀時先生に呼ばれた私は



神楽ちゃんに待っててもらうように頼んで



先生のいる教卓へと近寄った





『なんですか？』



そう聞くが



先生は濁すような口ぶりで首の裏を掻く





『いや…お前


今度の三者面談どうすんの？』




『兄が一緒に…』




お兄ちゃんが、保護者として来てくれる




私がどうすればいいか聞いたとき


お兄ちゃんがそう言ってくれたのだ




『あァ…そうか、分かった』




了解、と言う先生の表情は幾らか明るく変わった




やっぱり先生は



私とお兄ちゃんのことを心配してくれているんだ…





『先生、ありがとうございます』




『あ？なにがだ？』




訳が分らないと怪訝そうな顔をする先生に



私は笑ってさようならと告げる




『おう


気を付けて帰れよ』




神楽ちゃんと声を揃えてそれに返事をすれば



先生はフッ、と笑って見送ってくれた

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