彼の倅が時間旅行をしてきたようですがどうすればいいですか？【リボーン/第四章】 (ページ39)

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185話ですページ39

「公民館で何してんの！？」

遥弥さんが願い事を書き終え私達3人は公民館にきている。そしてとある部屋の襖が開いていることに気付いた私達は近付いてみるとツナの声が聞こえてきた。

「……ていうかみんな…」

ひょこっとツナがいる部屋を覗いてみると獄寺さん、山本さん、三浦さん、笹川先輩、ランボ達がいました。しかもなんか皆さん、何故だか闘志に火がついている。

そこまでして叶えたい夢でもあるのだろうか。

「何なのこの異様な雰囲気は…？」

「ツナ……」

名前を呼べばツナが振り返りました。

「ユキ！！……それに綾さん、遥弥さんも！！どうしてここに！？」

「やほ～～、弟君！」

「やあ」

綾と遥弥さんの声が揃うった時。

「奴らの様子が可笑しいのは当然だぞ」

不意に後ろから聞こえてきた声に私とツナはピクッと肩を揺らした。

「今日はボンゴレ的町内交流七夕大会だからな」

振り返ればリボーン先生がいる。

「なんだそりゃー！」

「……さっきから七夕大会七夕大会と言ってますがどんな事をするんですか？」

「各々が七夕にちなんだ出し物をして審査員にジャッジしてもらい点数を競い合う大会だぞ。そして一位になった者は短冊に書いた願いが叶うんだぞ」

「それでオレの短冊を！？」

「ツナはどんな短冊を書いたんですか？」

「ふふん！！弟君は確か京子ちゃ……」

「わーわー！！綾さん言わないで！！」

「むぐっ！！」

慌てて綾の口と鼻を同時にをおさえ顔を赤くするツナになんとなくだが予想がついた。大方、笹川さんと付き合いたいとか結婚したいとかだろう。

「か、叶わなくていいから短冊返せよ！！そういう迷信めいた遊びにつきあってらんないよ！！」

「迷信じゃないぞ。ボンゴレの強大な力により願いの達成率は100%だ。過去に一位になった奴で国王になった奴もいるし人類初の月面着陸を叶えた奴もいるんだぞ」

「うそーっ！？叶っちゃうのー！？」

「叶った人達はかなり困惑したでしょうね…」

「そうだね。ところで沢田。いつまで綾の口と鼻を塞いでるの？」

ふと綾を見れば顔が青から土色に変わうとしていた。
遥弥さんの言葉を聞いたツナは慌てて手を離した。

綾はその場で膝をつき咳き込んでいる。可哀想に。と背中を撫でれば綾から「ふ、ふふふ」という不気味な笑い声が聞こえてきた。

ゆらりと立ち上がる綾は笑みを浮かべる。けれどその瞳は一ミリも笑ってなどいなかった。