彼の倅が時間旅行をしてきたようですがどうすればいいですか？【リボーン/第十四章】 (ページ27)

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ディーノさんの問いにツナはえっと目を丸くした。まさか聞かれるとはおもわなかったのだろう。

少し考えた後にはい、と自信なさげに眉を下げながらも自身の持つ匣兵器を見る。

「京子ちゃんにヒントをもらって少しだけ匣のことがわかってきたんだ。多分もう暴れたりはしないと思う」

ツナの言葉にみんなは嬉々とした表情を浮かべるがまだやってみないとわからないけど…と苦笑を浮かべる。

「ツナ」

そんなツナに私は声をかけるとツナはこちらに視線を向ける。きょとん、とツナは不思議そうな顔をしている。

「ユキ？」

「あの……さっきは、その……」

嘘ついたこと、謝るなら今しかないと思い、口を開こうとした……時だった。見知らぬ声がどこからか聞こえてきたのは。

真っ暗だったスクリーンが急に明るくなりランランっとリズムよく流れる不可思議な音。それに思わず口を噤む。

「何の放送だ？」

「ジャンニーニ、何これ？」

「それがわかりません。何者かに回線をジャックされです！！」

そしてパックマンのような生物がスクリーンの中心に集いは始め、ビャクランと掛け声とともにミニサイズのビャクランがパックマンの中から出てきたら

「なぁ！？」

パキャーンて音を立てて映し出された映像が変わる。と同時に聞こえてくるのは楽しそうに笑う白蘭の声。どう？面白かったかい？と画面越しに尋ねるはパフェを食べている白蘭だ。

「白蘭！！」

「退屈だから遊びにきちゃった。食べるかい？」

白蘭の言葉に激昂する獄寺さんと山本さんにふふっ、と白蘭は笑みを浮かべ「なーんてね」と差し出したスプーンをくわえた。

「本当は“チョイス”についての業務連絡さ」

「業務連絡…ですか？」

「ほら日時については言ったけど場所は言ってないよね。6日後お昼の12時に並盛神社に集合」

「並盛で戦うの…！？」

お、おいおい。それはそれで色々とやばいんじゃ……(特に恭弥さんの機嫌が……)。

ツナの疑問にどうだろうね、と白蘭ははぐらかす。

「とりあえず必要な準備きて仲間は全員つれてきてね。少なくとも過去からきたお友達は全員だよ」

「なに！！」

「全員って」

「京子ちゃんや」

「三浦さんも…？」

「なんだと！！？」

白蘭の一言に私達は目を見開く。そんな私たちに白蘭は笑みを消し「そこに意味があるんじゃないか」と告げた。

「みんなで来ないと君達は失格だからね」

じゃあ修業頑張ってと言いたいことだけ言って白蘭は通信を切ってしまった。