雪降る男の体調不良3 (ページ20)

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sk

「おはようございますっ」

勢いよく車に乗り込めば俺が1番で。
それに安心したせいか、

「ゲホゲホッッ」

胸がざらついて咳が出てしまう。

マネ「佐久間さん大丈夫ですか？」

マネージャーが声をかけてくれるけど、

「ゲホゲホッｹﾞﾎｯｯｯ、、、ﾋｭｰ」

喘鳴にやられて声が出せない。

「大丈夫だから、、、、みんなには言わないで、、」

やっとの思いで一言発すると、

俺の意地を汲み取ってくれたのか渋い顔をしたマネージャー。
車を出発させてくれた。

「、、くま、、」

「、、、佐久間」

誰かの声が聞こえる。

sk「、、、寝てた、、俺？」

fk「、、大丈夫？」

車の中を見渡せばふっかが隣にいて。

他のメンバーはもう車を降りていた。

寝ている間に目的地についたみたいだ。

fk

車に乗り込んだのは俺が1番最後だった。
空いている佐久間の横に座る。

kj「ふかさーん。おはよーございます」

かまってオーラ全開の康二以外は夢の中。
朝早いし、俺も夢の中に入る予定だったんだけど。

「ゲホッ、、、ゲホッ」

隣から時々聞こえる咳。

嫌な感じがして、サラッと首筋に手を持っていく。

fk「熱、、、はないか」

kj「さっくん、苦しそうやな、、」

nb「佐久間風邪？」

佐久間の咳につられて翔太も目を覚ます。

fk「熱はなさそうだけど、、、」

佐久間の首筋に自分の手を当て体温を測る。
こう見えて、体が強くない佐久間。
でもこいつは自分の体にとことん鈍感だから気が気じゃないんだ。

目的地に着いてもぐっすりな佐久間に声を掛け、バスを降りる。

佐久間から目を離さないように、楽屋に向かった。