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第15話 ページ16

Noside







「っ…痛…」

Aは顔を顰め、その場にうずくまる。

咄嗟に腹を守りはしたが、全身の衝撃のせいで、そんなもの気休めにもならないだろう。





Aを飛ばした瞬間、鬼は少女を奪い空中で逆さ吊りにしたのだ。

少年や母らしき女性は、恐怖で身が固まり動けなくなっている。

正常な判断だ。

しかし、少女の悲痛は助けを求める声が聞こえている所為で自分たちの判断がまるで間違っているように思えてしまうようだ。







鬼は、女性と少年には見向きもせず、逆さ吊りにして、自身の目の前に持ってきた少女の腕に爪を立てた。


「ひっ、や、嫌、ああああ」

鬼が爪を離すと、血がプクリと膨れ上がり、やがて腕を伝い雪の上を鮮やかな赤に染めていくのである。



あたりに充満する血の匂いは濃く吐き気すら覚えるようなものである。




番傘は飛ばされ、背中に傷を受け、しかも身重の状態であるAにこれ以上、反撃の術は無かった。

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スノードロップ(プロフ) - ユリさん» 最後まで、お付き合い有難うございました!続きですね…!?頑張らせていただきます! (2019年12月11日 1時) (レス) id: 4bbeb34f3b (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 完結おめでとうございます。出来れば続きがみたいです (2019年12月11日 1時) (レス) id: ba2a71100d (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - ツバサさん» とりあえず、話の流れと大まかな物語は書いているので、更新ペースを上げられれば、と思います!頑張らせていただきます! (2019年12月9日 7時) (レス) id: 4bbeb34f3b (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ - この後の展開が気になり過ぎて待ちきれません。更新頑張ってください (2019年12月9日 4時) (レス) id: ba2a71100d (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - サクラさん» 有難うございます(*^-゜)vThanks!更新ペースは、遅いですが、最後まで見てくれると嬉しいです! (2019年12月2日 7時) (レス) id: 4bbeb34f3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノードロップ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月17日 0時

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