36.気持ち ページ37
ｺﾝｺﾝ
「…はい、」
ｶﾞﾁｬｯ
小野寺「A？」
「…どうしました？」
小野寺「…どうしましたじゃないよ、ほんと」
はあ、と息を吐いて私の元へ近寄ってくる。
小野寺「…ガラス割れた音がしたからリビング見に行ったら、関さん泣いてるし、ほんと焦った」
関田さんが、泣いてる？
小野寺「マサさんも起きてきたけどびっくりしてたよ。話は健さんから聞いた。」
「…ごめんなさい」
小野寺「謝んなくていいよ、ただ心配で」
そう言って私のベッドの隅に腰を下ろす。
布団にくるまったまま三角座りしている私を見て、「あったかそうだね、それ」と笑いながら
私の、目にかかった前髪を指で梳かす。あぁ、なんかこれ、マサさんもよくしてくれるな。
小野寺「…痩せたね、」
私の頬を指で摘んでそう呟く。
「そうですか？」
小野寺「うん、ちゃんと食べてないでしょ」
「…」
小野寺「…気付けなくてごめん」
「太志さんは悪くないですよ、私が…」
そこまで話すと
太志さんは私がくるまっていた布団を避けて、
そのまま腕を引かれ私はすっぽりと彼の腕の中に。
小野寺「自分を責めすぎちゃうところ、Aのよくないとこ。」
「…」
小野寺「我慢しすぎちゃうとこも」
小野寺「俺…っていうか俺たちさ、Aが毎日そばに居てくれてすっごく助かってるけど、無理はさせたくないの」
小野寺「体調が悪かったら、家事だって俺たちに頼んでいいし、悩みがあったらなんでも話して欲しい」
「…ありがとうございます」
「でもね、太志さん」
小野寺「うん」
「今回は運が悪かっただけで…私いつも皆さんと居て無理してることないですよ」
小野寺「でも、ほら、体調悪いのに練習も来てくれたり」
「それは私が行きたいからですよ」
「わたしいつも幸せですよ」
そう言って太志さんの背中に回した腕に力を込めて
あったかい胸に顔を埋める。
あ、太志さん、ドキドキしてる。
小野寺「…」
肩を押されて、体が離れる
今までにない近距離で目が合って
つい目を逸らしてしまった。
小野寺「…俺、」
私の頬を両手で包む
あと少しで、唇が触れてしまいそうな距離
小野寺「……、ごめん、なんでもない」
私の頭を2回軽く撫でて、去っていってしまった。
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お餅(プロフ) - めっちゃ面白いです。更新待ってます！ (2021年11月24日 17時) (
レス) id: 28886abf9c (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 前から読ませてもらってます！どちゃくそイケメンな人がおったり、めっちゃかわいい人がおったりと…ギャグ(？)もあってめっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2021年10月28日 0時) (レス) id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
🐻🐰 - めちゃくちゃ面白くていつも楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2021年10月2日 7時) (レス) @page47 id: 070234d849 (このIDを非表示/違反報告)
もりもり(プロフ) - おもちさん» 嬉しいです（ ; ; ）西田くん暴露会気に入っていただけましたか！？よかったです！！これからもよろしくお願いします！！ (2021年8月28日 17時) (レス) id: 5877ed79d0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - まじでこの作品大好きです！おうち夏祭りの時の西田くんの暴露会すごい笑いました笑更新楽しみにしてます！無理せず頑張ってください！ (2021年8月28日 8時) (レス) id: 8a69192777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりもり x他1人 | 作成日時：2021年8月3日 18時
