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「先生......?」


松陽先生のお膝の上で絵本を選んでもらっていた


先生は急に絵本を閉じた


「風向きが変わりましたね


小鞠は何か感じませんか?」


「......?」


意識を集中させる


《吉田松陽を捕らえよ》


「!?」


松陽先生が危ない!!!!


「松陽先生!!!!


追っ手が来た!!」


「......幸い銀時ら居ますね?」


「うん!」


「では小鞠


銀時らに状況を説明した後、早急に荷をまとめて下さい」


「うん

わかった」


そして、私たちは荷を詰め終わり、


松下村塾を離れた


もう何回目だろうか


......夜に追手が来て、


逃げるのは


「今日は野宿だな


松陽」


「こっからなら私の家が近いと思う」


「それは本当か!?

小鞠」


「......うん


でも......結構歩くよ」


「構いわせぬ


野宿よりもマシだろう」


「ヅラの言うとおりだ


小鞠


案内頼むぜ」


「小鞠


よろしくお願いします」


「...はい!


ってことなら!


いざ進めー🎶


夜明けのパレード🎶」


銀時、小太郎、晋助の手を繋いでそう言う


笑顔いっぱいだった


みんな......


年下の私はみんなの妹的存在だった


「お揃いの赤い靴を履いて〜🎶」

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作者名:神無 | 作成日時:2018年12月9日 0時

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