住む場所 ページ8
「困りましたね...」
「どうして？」
「一応異性じゃないですか 流石に一緒に暮らすのは」
その言葉にAは肩を落としその目には涙が浮かんでいた
慌てて甘露寺が抱き上げあやし始めた
「だ、大丈夫よ泣かないで」
「ごめんなさい...ごめんなさい...」
子供が泣くことに慣れていない男性組はオロオロとし冨岡はもどかしい気持ちを抱えていた
「それならAちゃんは普段は私が面倒を見て手の空いている時にお2人が稽古をしてあげるのはどうでしょうか？」
「うん 僕はそれでいいよむしろその方が助かるな」
「......あぁ」
胡蝶の提案に2人が納得しその場は解決となった
Aも泣き止みにこにことしている
「じゃあしのぶ達頼んだよ」
「「「はい」」」
解散となりゾロゾロと柱が退出するなか
冨岡のみは御館様に呼び止められていた
「義勇はあの子のことを知っているのかな？」
「....いえそういう訳では」
歯切れの悪い言い方に何かを察したのだろう
それ以上質問されることは無かった
「これ持っていてあげてね」
そばに置かれた雪のような淡い色の刀
間違いなくそれは...
彼女のものだった
「失礼します」
一人で蝶屋敷へと向かう冨岡は刀を優しく抱いていた
まるで大切な人を抱きしめるように
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悠(プロフ) - シユンさん» シユンさんありがとうございます！ちまちまとお話は書いているのでなるべく更新できるよう頑張ります！ (2019年11月17日 20時) (
レス) id: 527f8ba369 (このIDを非表示/違反報告)
シユン(プロフ) - 続き待ってます！ (2019年11月17日 19時) (レス) id: 1b6313f69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2019年11月17日 13時
