標的7 「ブッ飛ばしに行く」 ページ9
さてと、まずは刃物を避けるか。
刺さったらさすがの俺でも痛いし。
『よっと』
「うわ！！」
刃物を突き出して迫ってきたおっさんを半身だけ右にずれ胸倉を掴む。
そのまま腰を入れて相手の体を浮かせ……
『どりゃっ！』
「ぐえっ！！」
地面に投げる。
相手の突っ込んでくるスピードが速かったからすんなりと投げることができた。
おっさんの手からバッグを取り上げ、刃物は遠くに蹴り飛ばし、足で鳩尾を強めに踏み付けた。逃げられたら困る。
『ひったくり？百万年はえーよバーカ』
「はぁっ、はぁっ……あの、えっと、はぁっ、はぁっ」
『ああ、落ち着け息を整えてからでいいから』
俺がぐりぐりとおっさんを踏んでいると、さっきの男子が漸く到着。
なんか言いたいみたいだけど、なんて言いたいか皆目見当もつかないからね？
すると正面から女の子が一人走って来た。
「ツナくーん！」
「あっ、きょ、京子ちゃん！」
可愛い女の子だな〜、彼女は京子ちゃんか。メモメモ。
で、この目の前で死にそうになってる男子がツナってのか。ツナはあだ名…だよね？
「あ、私のバッグ！」
「えっとね、この男の人がグヘッ！！」
「こいつがひったくり犯をブッ飛ばしてくれたんだぞ」
ツナ君の顔面に突然とび蹴りを食らわしてきた誰か。
えっと……ツナ君とやら、死んでないか？というか、この赤ん坊。
「ちゃおっす。俺はリボーンだ！！京子のバッグを取り返してくれてありがとな」
「え、貴方がやっつけてくれたんですか！？」
ありがとうございますと頭を下げる京子ちゃんに気にすんなと笑いかける。
そんな事より気になるのは……
「どうした？俺になにかついてるか？」
『いや〜流暢に喋る赤ん坊だな〜って』
リボーン……俺も勿論知ってるヒットマンだ。
日本に来てたのかよと内心ツッコむ。まぁ顔には出さないけどね。
マフィア界最強の七人の赤ん坊、「アルコバレーノ」の一人。
最強っつっても各分野でってことなのかなーと思ってたり。証拠に何人かと面識があるが、赤い彼は辛いもの食べさせたら死にそうになってた。
「いったた……リボーン！とび蹴りするなよな！」
「お前がだらしねぇのが悪い」
「なんで！？」
「ひったくりくらい、死ぬ気じゃなくても捕まえないとな」
「無理無理無理！！だって包丁持ってたんだぞ！！」
「でもこいつは難なくブッ飛ばしたぞ」
『あ？刃物なんぞ、当たらなければどうということは無い』
「この人おかしいって！！」
俺がおかしいんですか？
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ＬＩＬＡ(プロフ) - はじめまして。作戦隊長さんの書く小説はとっても面白くて大好きです！私のすきなアニメばっかりなのでとても嬉しいです。毎回楽しみにしています。更新、頑張ってください！ (2015年11月22日 13時) (
レス) id: f8b26af0c8 (このIDを非表示/違反報告)
李 - 111票目get！！早くも続編ですね！おめでとうございます。作戦隊長さんの書く小説は全部好きで、友達にもオススメしています！これからも頑張ってください！ (2015年8月20日 22時) (レス) id: 9b63859b7e (このIDを非表示/違反報告)
Light - リボーン続編おめでとうございます（≧∇≦）リボーンは知らないんですけど読んでみていてアニメを見てみようかなと思いました。これからもたのしみにしています。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: b06784ac14 (このIDを非表示/違反報告)
招きぬこ(プロフ) - 早くも続編！ヴァリアーが出るのを=+（0ﾟ・∀・） + ﾜｸﾃｶ +しながら待ってます(笑) (2015年8月19日 18時) (レス) id: 1abd4020e3 (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ(プロフ) - シャトランはトラウマなので夢主ちゃんと体力かわりたい…あの音階を聴くだけであの忌まわしき記憶がぁ゛ (2015年8月19日 18時) (レス) id: 5c444f122f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年8月11日 21時
