標的45 「88本超えて行く」 ページ47
早くも70本を超えましたシャトルラン。
ほとんどの女子は脱落して、残っているのは半数ほどの男子と、運動部の女子程度。
結構つらくなってくるこのあたりでもうるさいのは変わらない。
『まだまだ余裕だよね？きついとか言いませんよね？』
「当然だよ。君こそ大丈夫なわけ？」
『舐めてもらっちゃ困りますから、よゆーよゆー』
「ならよかった」
喋ったらきついって？
相手が倒れるまでやらなきゃなんないんだから、疲れさせたもん勝ちでしょうよ！
お互い同じこと思ってるだろうけどね。
体育座りでBチームを見ている俺ら。
といってもAちゃんたちしか見てないけど…………
『まだまだ余裕だよね？きついとか言いませんよね？』
「当然だよ。君こそ大丈夫なわけ？」
『舐めてもらっちゃ困りますから、よゆーよゆー』
「ならよかった」
なんであんなに元気なのあの二人！！？
ヒバリさんはなんとなくわかるけど、Aちゃんホント何者！？
「桜龍、何者なんでしょうね」
「あ、獄寺君も思った？オレも思ってたんだよね」
「レディースの総長だったりしてな！」
「そんなわけ………ありそう」
否定できなかった。だって昨日もヒバリさんと互角の勝負してたし、足は速いし。
まさか……いや、それは無いそれは無い。
「でも珍しいっすね、ヒバリの野郎があそこまで突っかかるって」
「確かに……ヒバリさんにしては珍しい」
ヒバリさんは何かと群れてると殺されそうになるし、まず絶対自分からは他人に寄って行かない。というか寄って行くところを見たことがない。
いっつも一人で、トンファー振り回してる。そんな人。
「びっくりするくらい仲良しなのな」
「野球バカ、あれって仲良しなのか？」
「ヒバリは楽しそうだぞ」
「確かにそうだね」
真顔で一人、ふらふらしている彼より、断然活き活きとしているのは確かだ。
Aちゃんが強いから突っかかるのか、なにか波長が合う所があったのか。
よく解らないけど、これで少しはヒバリさんが丸くなったらなぁ……
「……逆にあの二人で並盛を牛耳ったらどうしよう」
「十分あり得るのな」
青い顔して頷きあう俺らの耳に、90本目を継げる電子音が響いた。
あーあー、88本超えてるよ。
あーあー、88本超えちゃったよ。
隣を見ても全然余裕そうだし、俺だけやめようかな……
でも恭弥に命令されるのは嫌だ。ぜぇぇぇぇったい、嫌だ！！
『ってことで負けてよ恭弥』
「ヤダ」
『ですよねー』
速攻で拒否されました。
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ＬＩＬＡ(プロフ) - はじめまして。作戦隊長さんの書く小説はとっても面白くて大好きです！私のすきなアニメばっかりなのでとても嬉しいです。毎回楽しみにしています。更新、頑張ってください！ (2015年11月22日 13時) (
レス) id: f8b26af0c8 (このIDを非表示/違反報告)
李 - 111票目get！！早くも続編ですね！おめでとうございます。作戦隊長さんの書く小説は全部好きで、友達にもオススメしています！これからも頑張ってください！ (2015年8月20日 22時) (レス) id: 9b63859b7e (このIDを非表示/違反報告)
Light - リボーン続編おめでとうございます（≧∇≦）リボーンは知らないんですけど読んでみていてアニメを見てみようかなと思いました。これからもたのしみにしています。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: b06784ac14 (このIDを非表示/違反報告)
招きぬこ(プロフ) - 早くも続編！ヴァリアーが出るのを=+（0ﾟ・∀・） + ﾜｸﾃｶ +しながら待ってます(笑) (2015年8月19日 18時) (レス) id: 1abd4020e3 (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ(プロフ) - シャトランはトラウマなので夢主ちゃんと体力かわりたい…あの音階を聴くだけであの忌まわしき記憶がぁ゛ (2015年8月19日 18時) (レス) id: 5c444f122f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年8月11日 21時
