標的9 「ベンチに行く」 ページ11
「おいしいもんね!」
『そりゃよかった』
そんなことを言ってると警察さんたちの到着。どうやら通行人が連絡してくれたらしい。
俺も連れて行かれるかと思ったが、行きたくないですと言えば普通にわかりましたと返された。あら以外。
で、ベンチに座ってランボさんが食べるのを見守っているのだ。
「ランボ君、ずいぶん懐いたわね」
「ジェラートくれる人は〜優しい人だもんね!!」
「あの〜、ジェラートっていくらくらいしました?」
聞きにくそうに言ってくるツナ君。
う〜ん、別に返してもらおうとか思ってないんだけどねェ。
『気にしなくていい。そんな高いもんじゃねェから』
「でもあそこのジェラート、Lサイズだと600円でトッピングもしてるから1000円くらいになるんじゃ……」
「うそぉぉぉおお!?」
流石女の子、よく知ってるな〜。
あんまり値段気にせず買ってたし、割と高級店だからカード使用OKだったんでカードで払ったから値段よく見てなかっただけだけどね。
「えっと、いくらでした?」
『だーから、気にしなくていいって言ってんだろ?』
「そうはいかねェ。おめーには京子のバッグの恩もあるからな」
「だよなぁ………なにかお金以外に手伝えることってありますか?」
『いや別に……あ!』
そういえば、そうだった。
なら頼むか。どうせ一人じゃ無理だし。
『なぁ、今すぐ四人くらい友達呼べる?できれば男』
「ごめん獄寺君、山本」
「お兄ちゃんもありがとう」
ツナ君と京子ちゃんが誰かに電話して十分ほど経った。
すでにランボさんはイーピン?とかいう子が連れて帰ったけど……つーかその子も子供だったんだよなぁ……大丈夫かな?
えっとね、うるさい人とノー天気な人とヤンキーが来た。
「別に大丈夫だぜ?」
「十代目の為ならば!!」
『十代目?なんの事?』
「あ、いや、違うんです!」
慌てるツナ君を放ったまま、獄寺君?とやらが熱く語り始めようとした。
っとその前にさ、気になるんだけど。
『È un italiano?』
「な…!」
「お前、イタリアに住んでたのか?」
『住んでたけどそこまで話すのは無理だな』
「確かに獄寺はイタリア出身だぞ。日本人とイタリア人のハーフだ」
『まぁいいや。で、十代目ってなにさ』
「そうだ!彼のお人はボンゴレ十代目!ですよね?十代目!!」
えっと、ちょっと待とうか。
ボンゴレ十代目ってどういうことだ?九代目まだぴんぴんしてたぞ。
もう次世代?はやくね?ジーさんどんだけ心配性だよ。
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LILA(プロフ) - はじめまして。作戦隊長さんの書く小説はとっても面白くて大好きです!私のすきなアニメばっかりなのでとても嬉しいです。毎回楽しみにしています。更新、頑張ってください! (2015年11月22日 13時) (レス) id: f8b26af0c8 (このIDを非表示/違反報告)
李 - 111票目get!!早くも続編ですね!おめでとうございます。作戦隊長さんの書く小説は全部好きで、友達にもオススメしています!これからも頑張ってください! (2015年8月20日 22時) (レス) id: 9b63859b7e (このIDを非表示/違反報告)
Light - リボーン続編おめでとうございます(≧∇≦)リボーンは知らないんですけど読んでみていてアニメを見てみようかなと思いました。これからもたのしみにしています。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: b06784ac14 (このIDを非表示/違反報告)
招きぬこ(プロフ) - 早くも続編!ヴァリアーが出るのを=+(0゚・∀・) + ワクテカ +しながら待ってます(笑) (2015年8月19日 18時) (レス) id: 1abd4020e3 (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ(プロフ) - シャトランはトラウマなので夢主ちゃんと体力かわりたい…あの音階を聴くだけであの忌まわしき記憶がぁ゛ (2015年8月19日 18時) (レス) id: 5c444f122f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:作戦隊長 | 作成日時:2015年8月11日 21時