第二十六戦目 貴「お母様強し」 ページ32
それでだ。
ガッツリ顔を見られてしまっている俺である。
三日月野郎にまじまじと見られているのが癪ですけども。
？「お前本当に男か？」
貴「はい？」
？「女みてぇって言われねェか？」
泣きたい。
ものすごく泣きたい。
ココまで顔晒しておいてみてぇ止まりってどうよ。
しかし俺の心情なんか知るかくらいの勢いで三日月は話を進めようとする。
？「で、話はどこまで進んだんだ？」
小「伊達の事も分からないようで・・・」
？「そうか」
貴「三日月さん、お前バカだろって顔やめてください。泣きたくなる」
小「三日月さん？」
貴「それ」
それと言うのは兜にのってる三日月という事を指を指して示す。
すると小十郎さんにものすごい溜息をつかれた。
小「本当に知らねェのか」
貴「はい？」
？「よく聞いとけよ・・・俺は奥州筆頭、伊達政宗だ。Ok?」
貴「伊達政宗、伊達政宗・・・・・伊達政宗？」
政宗「あぁ」
貴「・・・・・・・ハァァァァァァァァァァァ！？」
小「急にどうした」
貴「伊達政宗ってアレだろ！？あの・・・独眼竜！！」
政宗「That's right」
貴「うわぁ〜ホントだったよ。ってことは何か、俺は奥州筆頭を三日月呼ばわりしてたのか！？」
小「はぁ・・・」
小十郎さんのため息が肯定だと言ってる。
あ〜終わったな、俺の人生終わったｗ
ん？待てよ。
貴「じゃぁ、小十郎さんって・・・」
政宗「俺の右目だ」
貴「副将ってことで？」
政宗「だろうな」
貴「うわ〜、俺終わったわ」
片や大物、片やその右目、俺は旅人＝オワタ式。
なんだよ小学生でも解ける問題じゃねェか。
宗太「お兄ちゃァァァァん！！」
開きっぱなしの入り口から宗太が走って入ってきた。
その後ろからは慌てた様子のお母様。
宗太「なんで叫んでたの！？なにかされたの！？」
母「大丈夫・・・・・！？」
どうやらお母様の方は俺の左腹部の着物に血がにじんでるのが見えたのだろう。
ものすごくわなわなしてらっしゃる。
母「安静にって言ったでしょう！！」
貴「いや、コレ俺のせいじゃ・・・」
母「問答無用！包帯巻き直しです！！」
貴「大丈夫だから！問題ないって！！」
母「お母さんが許しません！！」
貴「えぇぇぇぇぇ！ちょ、誰かHelp！！」
宗太「へるぷ？」
政宗「助けてって意味だ」
意味わかってんなら助けろ三日月野郎じゃなくて政宗さん！！
小十郎さんもあっち向かずに！！
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いっぱんじん。 - 読み返し4回やった(´∀`*)♭ 何回読んでも変わらぬおもしろさでした！5回目いってきやす!! (2016年5月19日 13時) (
レス) id: de81c8f141 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - すごい面白いです！！何度も読み返してます。 (2015年6月21日 20時) (レス) id: 649e7906c7 (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - ウィリアムさん» 私の場合宿題の合間とか、何かしながらちまっと書いたりするのでまちまちですね。いっきに一話書くことは結構稀です。更新が早い時や何かが滾ってるときは・・・・一話あたり十五分から三十分ですかね。とりあえずまちまちですｗ (2014年12月2日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
ウィリアム(プロフ) - 作品を書いてる作者さんに、質問です!!一話書くのに、どのくらいの時間が掛かりますか? (2014年12月2日 20時) (レス) id: cd4abb9c9a (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - マリンさん» プールがあるのいいですね〜私の今の学校ないんですよｗｗ (2014年12月1日 20時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年11月16日 16時
