第弐幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 (ページ37)

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第七十八戦目　貴「豊臣の動向」ページ37

でだ。
ならばなぜかすがちゃんや佐助は・・・

貴「なんで豊臣を注視してるんだ？」

佐助「かすがの仕えてる人だれか分かる？」

貴「確か・・・謙信様がどうの」

佐助「そうそう。上杉謙信とうちはしょっちゅう戦りあってるんだよ」

貴「へぇ～」

それは少し知っている。
確か・・・川中島だったっけ？そんなのだよね。

佐助「だからお互い同じこと考えてんのよ」

貴「同じこと？」

佐助「おそらくだが・・・この先脅威になるとすれば豊臣で間違いない」

佐助の目つきが鋭くなった。
多分こっちが仕事の顔なんだろう。

佐助「まだ水面下でコソコソ動いているみたいだが、既に相当の戦力を持っている筈」

貴「佐助も今しがた入れられそうになってたんだろ？」

佐助「俺様入れてもいいことないのにねｗ」

貴「いやいや、アンタ絶対強いだろｗｗ」

佐助「あれれ～？それ自分もじゃないの？」

貴「俺は強くないって」

佐助「いきなり襲いかかってきた忍を袈裟固めまで持って行った人間がなに言っちゃってんの」

それ言われたらどうしようもないです。
だって蒼龍がなかったから固めるしかなかったんだもの。しゃーないねｗ

貴「要するに豊臣は注意しとくに限るってこと？」

佐助「そーいうこと。どうも豊臣領の年貢も少し上がったみたいだし」

年貢は税金だから・・・要するに軍資金をためているのか。
それは怪しいですなｗｗどう考え立てもどんぱちの準備じゃんか。

佐助「どちらにせよ奇襲とかシャレになんないし、豊臣に天下を明け渡す気もないけど」

天下は武田が取るからねと冗談めかして言っているが、目には強いものが宿っている。
あらあらお兄さん、見かけによらずお熱いじゃないですかｗ

佐助「本当？旦那たちのがうつったかな？」

また声に出てたらしい。

貴「午後十時。いまだ雨やまずってか」

佐助「ここんとこ晴れ続きだったしねー」

全部出してしまいたいんじゃないという佐助のコメントに笑って返す。
確かにここまで降ったらそう思えてきたｗｗ

貴「ふぁぁぁ～～・・・」

佐助「眠い？」

貴「うん」

今日は忙しかったからな。
結構前の事のように思える政宗さん事件も、慶次と出会ったのも実は今日だったりする。
全く、このペースで行ったら頭パーンなるわ！！

佐助「俺が火を見てるから寝ていいよ」

貴「俺だけ寝るってのもねェ・・・」

佐助「徹夜は仕事柄慣れてるから気にしないで」

貴「うーん・・・」