第弐幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 (ページ36)

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第七十七戦目　貴「今の日ノ本の現状」ページ36

ブシャーとならなくてよかったとか思ったり思ってなかったりする俺様です。
まァブシャーってなったらこの殺風景な洞窟が・・・なんということでしょうってなるだけなんだけどねｗｗ

貴「で、結局アレなんだったの？」

忍っぽい・・・つーか格好からしてどっからどう見ても忍だと思うが・・・
つーかなんで佐助は忍の癖して迷彩柄！？隠れは出来るかもだけどさ、どっちかというと軍人だと思うｗｗ

佐助「今度こそ豊臣の間者だったよ。いや～しつこいね」

貴「？」

佐助「あぁ、ここに来る前に襲撃されてね・・・全部倒したつもりだったんだけど」

残ってたみたい、とぶっ倒れている忍を見て言う佐助。
なるほどなるほど、つまり撒いた筈のやつが見つけ出してきたって訳か。

貴「で、なんで俺から殺そうとしたんだろうな・・・」

佐助「あいつ等は俺を殺す気なんかなかったんだよ」

貴「？」

佐助「豊臣は今、力を蓄えている筈だ。大方戦力の勧誘だろう」

貴「じゃぁコイツ等は今回は様子見程度だった可能性があるな」

佐助「そー言う事。で、たまたまアンタがいたから人質取って俺を誘ってみようとした」

貴「そいつが言ってたの？」

佐助「いいや、あくまで俺の推測」

忍の口は堅いんだよね～と言ってるそこのあなた。
あなたも忍ですよね？忍ぼうとする気はなさそうだけどｗｗ

貴「なるほどねェ～・・・で、人質に足払いでされて、挙句に袈裟固め食らったのか」

佐助「幾らなんでも油断し過ぎだよね」

豊臣の忍はまだまだっぽいね、俺様たちの方がはるかに上だろうね～と面白おかしく言ってる佐助。確かにファーストコンタクトでの浴びせられた殺気は恐ろしかったし、たぶんあれが本気じゃないだろう。さっきのやつはなんかもう・・・うん。忍べてなかった。
忍ぶ気がないのと忍べてないのは違うからね。前者はアホで、後者は未熟者だからね。
それはそうと、かすがちゃんも言っていた豊臣。今はどれほどの勢力なのか。

貴「今の日本ってどんな感じなの？」

佐助「ほんっとに何も知らないんだね、俺様逆に感心だわ」

貴「うっせ」

佐助「織田信長が打たれた後、すぐに打って変わって強国は出なかった。いまだにあちこちが危うい均衡を保っている状況だが、第六天がいた頃に比べれば欠伸が出るほど平和だね」

なるほど。つまりは諸国同士での小競り合いやメンチの切りあいは起こっているものの、デカい一つの国が勢いづいているわけではないみたいだ。