第弐幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。

第七十三戦目　貴「そういえば名前知らねェやｗｗｗ」 ページ32

まだまだ雨は降り続けている。
雷も一旦は通り過ぎて行ったが、新しい雷雲が出現したらしくいまだ鳴り響いている。
俺らはと言いますとどうでも良い事を槇をくべつつ話している。

？「それで旦那がさァ〜急に突っ込んで行っちゃうもんだから俺様心配で心配で」

貴「なんかもう・・・お疲れ様です」

忍君の話す内容は大方『旦那』と『大将』の事。
というかほとんど愚痴。そして聞いてて思うんだが。

貴「なんかオカンみたいだな」

？「やっぱり？もう俺嫌になってきた」

だいたいなんで戦忍が団子買いに行かなきゃなんないの！？とまたもや愚痴り出す始末。
マジでオカンｗｗｗ

？「って・・・ずっと思ってるんだけどさ」

貴「ん？」

？「なんで俺の名前聞かないの？」

流石に不信がられてましたｗｗ
まァ、普通ココまで喋りまくって名前聞かないのもアレだよねｗｗ

貴「いやァ、そっちは忍だから簡単に名前言わないかな〜と思ってｗｗ」

聞いたら悪いもんかと思ってと素直に返す。
すると相手方はびっくりしていらっしゃる。どうしたどうした。

？「そんな理由！？」

貴「そんな理由」

？「なんだ〜、てっきり俺様そっちが言いたくないからかと思ってた」

貴「あぁ、紛らわしかったな。スマンスマンｗｗ」

？「まァ俺様の職業のせいってのもあるけどね」

ケラケラと笑っている目の前の人を忍と思えないんですけど。
まァそんな忍もいていいんじゃないかなｗｗ

？「改めまして・・・甲斐武田が忍隊隊長の猿飛佐助。よろしくな」

貴「んじゃ俺もｗｗただの旅人、歌龍A。こっちが相棒の銀だ。よろしくｗｗ」

名字あるんだねｗとかすがちゃんと同じことを言われたので、そん時と全く同じ返しをした。
というか俺的驚きポイントその一。

貴「佐助さんって・・・」

佐助「いや、俺ただの忍びだから呼び捨てでいいよ」

貴「あ、んじゃそうするわ。佐助って隊長なのか？」

佐助「ん？見えないって言いたいの？」

貴「うん」←ストレート

佐助「そんなに包み隠さず言わなくても・・・」

貴「だって忍んでねェもん」

佐助「それこの前かすがにも言われた」

見るからにショボーンとなる佐助にまぁまぁと緩く励ましを入れる。
かすがちゃんもなかなか言いますなｗｗ

貴「でも刃物当てられた時はビビったわｗｗ」

佐助「あーごめんね。てっきり間者だと思ってたから」

貴「斬られたわけでも、戦闘になったわけでもないから気にすんなｗ」

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