第弐幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 (ページ13)

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第五十六戦目　貴「俺と銀は一心同体？」ページ13

補足しておこうと思う。なにって？銀についてだよ！
銀はウサギである・・・はいいとして。
コイツはなんか知らんがあまり自分から他人にはいかない。
俺が預けたりしたときは渋々行くが、まずもって懐かないし、あんまり他人に触られるのを嫌う。
でもなぜか俺が割と心を開いた相手にはこんな感じだ。
俺とリンクでもしてんの？お前スゲェなｗｗ

銀「♪(もっさもっさ」

小「いっぱいあるから喰え」

銀「！！」

貴「リンクしてるんだと思いたい」

間引きの御流れをうまうま♡と食べている銀にちょっとアレしたりｗ
まぁ、本当に俺の苦手な奴や信用してない奴にはいかないんだよね。

政宗「小十郎！朝から精が出るな」

小「おはようございます政宗様」

貴「おはようございます」

ぺこりと頭を下げる。
一応この人には敬語である。だって・・・ねェｗ
なぜか銀が俺の足元に寄ってきてｷｭｲと鳴いた。

貴「あり？もう食べなくていいのか？」

銀「ｺｸﾝ」

貴「よくわかんねぇけど・・・肩乗る？」

銀「ｺｸﾝ」

ってことでいつもの定位置に乗っかった銀。
さっきまでもっさもっさしてたのに何の心変わりかｗ

政宗「朝からカワイイなお前」

貴「はぁ・・・目を医者に診てもらった方がいいんじゃないですか？」

政宗「左までおかしくはなってねェよ」

貴「もーいいですよめんどくさい・・・こじゅ～、雑草毟りの次は何すればいいんだ？」

小「あぁ」

政宗「え、ちょっと待て。お前小十郎の事こじゅって呼んでんのか！？」

貴「ダメですかね？」

政宗「俺も『さん』外せ。あと敬語も」

貴「・・・・・嫌です」

にこりと笑いながら言って背を向けた。
すると、後ろから気配が・・・ま、抱きつかれそうなんでしょうけどね。
もう避けるのもめんどくせェよ・・・とか思ってたら。

政宗「Shit！邪魔すんなウサギ！！」

貴「はい？って何やってんの銀！！」

どうやら政宗さんの顔面に体当たりしたらしい。
なんという跳躍力！！恐ろしい子！！
変態の攻撃を見事押しのけた銀は再びその跳躍で俺の肩に戻って来た。

貴「お前・・・なにがそうさせた」

銀「ﾌﾟﾝｽｺ」

貴「あー怒るなって、間引きしたのあげるから」

銀「・・・♪」

こじゅに貰ってた銀のおやつを上げると俺の肩の上でもっさもっさ食べ始めた。
機嫌は戻ったらしい。よかったですｗ
にしても政宗さんに対する銀の当たりが強すぎて怖いんだが・・・まァいいけどｗ