第弐幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 (ページ1)

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第四十四戦目　貴「広すぎるお風呂」ページ1

とりあえずこの変態(別名：伊達政宗)をどうにかしなければならない。
そうしないと脱ぐに脱げないです。迅速にどっかやらなきゃだな。

貴「あっち行ってくださいな～」

政宗「・・・・・・」

貴「なぜに無言」

政宗「・・・・・・」

貴「え・・・ちょ、何コレ？」

政宗「・・・・・」

貴「・・・小十郎さん呼びますよ？」

政宗「ﾁｯ・・・手ぬぐいやっとくからな」

手ぬぐい一式を俺に渡すと浴室(←浴室？)への扉を開けて進んでいった政宗さん。
おぉ、小十郎さん強い(←確信)、これからはこの作戦で乗り切ろうｗｗ
・・・・・これからっつっても今日だけなんだがな。
服を全て脱ぎ、さらしもとってから、先ほど渡された手ぬぐいを体に巻こうと思ったら・・・

貴「短いでござる」

腰には巻けるが、胸は100％隠せない。
マジで手ぬぐいじゃねェか。どうしろと！？

貴「まさか隠すなっていう無言の主張なのか？・・・・・いやいやそこまで変態じゃ・・・」

・・・・・・。

貴「変態な気がする」

しょうがない、本当は使いたくなかったがやむを得ないな。
俺は異次元を開きバスタオルを一枚取りだすと体に巻き付けた。
これで完璧。あの変態が考えたとんでもない格好になるフラグをへし折ったぜ☆
流石Aちゃん天才ね♪

貴「さてと・・・お風呂～♪」

浴室への扉を開けると・・・・・

貴「なんてこっタイランド」

温泉じゃね？
広すぎだろ、さすがお城は違うねってアホかｗｗ
檜風呂とか言うアレだよねコレ。すごすぎるだろｗｗ
肩の上の銀もびっくりしてｷｭｲって鳴いたよ。

政宗「なーに突っ立ってんだ？」

声がした方を見ると、あらヤダ。水も滴るいい男ってかｗｗ
まァ、そんな感じの政宗さんがいました。アハハ～存在忘れててごめんよ☆

貴「広すぎですよねコレ」

政宗「そうか？」

貴「金持ちめ・・・」

政宗「いいから洗ってこい。それとも洗ってやろうか？」

貴「心の底からお断りさせていただきます」

きっちりかっちり拒否してから洗いに行きました。
なんか石鹸とかもむっちゃ良い香りしました。マジなんだよここの風呂。恐ろしいわ。
しっかり銀も洗ってから、髪の毛をアップにする。湯船に付けるのはマナー違反だしなｗｗ
湯船にウキウキしながら行くと、当たり前ながら政宗さんがくつろいでらっしゃいました。
お風呂でも眼帯を外さないとは・・・歪みねェｗｗ