第百九十二戦目 貴「手作りって気になるよね」 ページ4
貴「城下は活気がいいな」
魚に野菜に小物・・・なんか色々ある。
中には農具なども売ってあり、なかなかに興味を惹かれるものが多々ある。
松永さんには数回ほど、「なぜそれに興味を持ったのだね？」と聞かれたが、俺がいた世界では到底見ないようなものが並んでいるのだ。吸い寄せられるのも致し方ないだろう。吸引力が変わらないもの。ダイ○ン並みだもの。
松永「此処もにぎわっているが、やはり商業が盛んなのは堺・・・おっと今は大阪か」
貴「へ！？大阪！？」
松永「卿は知らなかったか？つい先日豊臣の軍師の案で国名を改名したらしい。金城も今は大阪城と呼ばれている」
貴「マジか・・・なんてこったい」
確か堺が大阪と名を改めたのは江戸時代に入ってからだった筈。家康の命で・・・だったか？
だが既に変わってしまっている。やっぱり私がいた世界とは完全に違っているらしい。
そうじゃなかったらガン○ムな武将とか説明できないんだけどね！！
貴「まぁ、堺より大阪の方がなじみがあっていいんだけどね・・・・おっ！」
右に視線をやるといい感じに農具が並んでいる。
やはり興味を思いっきりそそられてしまった俺は吸い込まれていく。
松永「だから何故それが気になる・・・」
貴「何でだろうか・・・惹かれる」
因みに今見てるのは鍬である。
別に農業がしたいわけでは無い。ただ、如何にも一個一個職人が手作りしてまっせ！！といった感じが良いのである。俺がいた現代みたいに工場で大量生産したやつにはない何かがあるような気がする。・・・・具体的に言えと言われても困るのだが。
松永「・・・！A、暫くそれらを見ていたまえ」
貴「へ？あぁ、うん。分かった」
何か思ったことがあったのか、松永さんはそう言うとどこかへ歩いて行った。
数秒は目で追ってみたが、人が多すぎるのと松永さんの足が速い(←正確には足が長いから歩幅がデカい)のですぐにどこへ行ったか分からなくなった。
まぁいいか。鍬見てよっとｗｗ
松永side〜
松永「で、なぜ卿がここに居るのかね？」
松永は路地裏に隠れていた人物に問いただす。
だが聞かれた本人はどこ吹く風。手に持っている袋を掲げて答える。
半「ただの買い物だよ。ついでに貴方のお気に入りでも眺めて行こうかなと思っただけ」
松永「ついでか・・・ははは、やはり卿は分からない」
半「それはお互い様だよね。随分あの子に対して過保護じゃないか」
松永「そのつもりは・・・無い訳ではないな」
第百九十三戦目 貴「これやこの」→←第百九十一戦目 貴「改めてみると新しい発見があるかもしれない」
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繭姫(プロフ) - 第二百九戦目の歌龍ちゃんの嘘つけのセリフの前、“貴”が“気”になってますよ。((なんか上からみたいでごめんなさい(真顔) (2017年1月24日 6時) (
レス) id: 2b2cd99b08 (このIDを非表示/違反報告)
アルバ - この関連の作品は全部見させて頂きました。とっっても面白かったです(*^^*)頑張ってください！(*≧∀≦*) (2016年11月10日 10時) (レス) id: 7ff89f602e (このIDを非表示/違反報告)
はる - 松永さんカッコイイ.*･ﾟ (2016年10月15日 14時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
尽八 - 何時も楽しみにして待っています。次の章も更新宜しくお願い致します。 (2015年5月17日 9時) (レス) id: ac845ea978 (このIDを非表示/違反報告)
イザーク(プロフ) - なんだかとても奥深いですね…、いつも更新される度読ませていただいてます！信長さんの時も微量ながらに感動しました！これからも頑張って下さいっ！応援してますっ (2015年5月17日 2時) (レス) id: dd74dcea3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年4月18日 20時
