第二百十五戦目 貴「永い眠りより覚めて」 ページ27
松永「さて、帰るとするか」
貴「結構早いな」
松永「なに、現状を知りたかっただけだ。私たちが居座った所で公が目覚めるわけでもあるまい」
ごもっともですと返して立ち上がろうとしたとき、松永さんが「あ、」と零した。
そしてそのままもう少し待っていたまえと残すと濃姫さんと蘭丸をつれ部屋を出て行ってしまう模様。多分、尾張の政治の事か城の修復の話じゃないかな！？さっきも言ったけど！！！
濃姫「Aちゃん、少し出てもいいかしら？」
貴「お構いなく・・・あ！」
濃姫「どうしたの？」
貴「信長さんの手に触ってもいいですか？」
濃姫「・・・？別に問題ないわ」
何でそんなことを？とでも言ったように部屋から出て行った濃姫さんに蘭丸。
松永さんも「は？なにいっとんねん」みたいな顔してたけど気にしたら負け。
で、許可を貰ったので寝ている信長さんの横に移動。
・・・・・多分ではあるが、忍が見張っている筈。俺には警戒していないかもしれんが、主が意識不明で寝ているのだ。普通忍は着けているだろう。・・・松永さんには別途で付けられてるみたいだけど。
取り敢えずそいつらの目を欺かねばならない。
は〜い、ここで使用するのは俺様お馴染みの覇王色のはｋ
貴「ッッ！！？」
ぞわっと、背中にとんでもないほどの悪寒が走った。
なんだなんだ！？と慌てていると、天井裏からばたばたと何かが倒れたりぶつかっているような音がする。
貴「・・・覇気、なのか？」
とっ・・・兎に角、忍問題は解決だね。
予想外だったけど・・・・・うん、ピンチをチャンスに変えろ俺！ビビってても何も変わらんぞ！
異次元を開いてあるものを探す。
えっと確かこの辺に入れた・・・・・ってうぉ、銀！急に出てくんじゃねェ！！
そんな事をしてやっと見つけたビン。中には青い羽根が入っている。
貴「銀よぉ・・・一枚で足りると思うか？」
銀「・・・・・」
うーんと首をひねる銀。
あ、因みに羽の不思議は銀に報告済みです。
貴「人間に効くかは分からんが・・・ま、やってみるしかねェか」
コルクを開け、羽を取りだす。
青く光る羽は先日から変化はないようだ。
銀と頷き合って、信長さんの手に羽を・・・・・・・乗せた。
貴「さ、どーなるかね」
数十秒もかかっただろうか。
スゥッと信長さんの手に青い羽根が入って行くように消えていく。
一分経つ頃には綺麗に無くなった。
貴「・・・信長さん」
信長「余をォ起こしたのは、貴様であるかァ・・・」
第二百十六戦目 貴「是非も無し」→←第二百十四戦目 貴「一人分空けといてください」
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繭姫(プロフ) - 第二百九戦目の歌龍ちゃんの嘘つけのセリフの前、“貴”が“気”になってますよ。((なんか上からみたいでごめんなさい(真顔) (2017年1月24日 6時) (
レス) id: 2b2cd99b08 (このIDを非表示/違反報告)
アルバ - この関連の作品は全部見させて頂きました。とっっても面白かったです(*^^*)頑張ってください！(*≧∀≦*) (2016年11月10日 10時) (レス) id: 7ff89f602e (このIDを非表示/違反報告)
はる - 松永さんカッコイイ.*･ﾟ (2016年10月15日 14時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
尽八 - 何時も楽しみにして待っています。次の章も更新宜しくお願い致します。 (2015年5月17日 9時) (レス) id: ac845ea978 (このIDを非表示/違反報告)
イザーク(プロフ) - なんだかとても奥深いですね…、いつも更新される度読ませていただいてます！信長さんの時も微量ながらに感動しました！これからも頑張って下さいっ！応援してますっ (2015年5月17日 2時) (レス) id: dd74dcea3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年4月18日 20時
