第二百四戦目 貴「どーしよっかねぇ」 ページ16
Aside〜
貴「松永さん・・・」
松永「・・・・・そろそろ帰るか」
松永さんが腕を離すのと同時に俺も腕を解いた。
しばらくぶりに見た松永さんの顔は相変わらず笑みが浮かんでいて安心。
やっぱ松永さんは読めない位で丁度いいｗｗ
松永「では、行こうか」
貴「ああ！って・・・・・・へ？」
松永「早くしたまえ。この期に及んで拒むなど無粋なことはしないとは思うが」
差し出されたのは右手。ヤバイ・・・すごくうれしい。
勿論ソッコー手をつなぎました！！
で、城に帰ってきた訳だけども。
うん、忘れていたことが二つほどあった。
一つは三成さんの事。帰る途中で詳細を松永さんに聞かれたため、話しておいた。
どうも松永さん自身も半兵衛様と出会ったらしく、まぁお互い大変でしたね。
貴「そーいえばさ、刀が捨てられてたらしいんだけど。つーかそのおかげで危うく死にかけたんだけど」
松永「今この瞬間に首皮がつながっているから問題ないだろう？瑣末瑣末」
こんな感じで半分いじられました。
そして、もう一つの忘れていたことは。
零「あ、おかえりなさいませ！久秀様、A様」
「・・・・・・どうも」
貴「あ・・・・・」
松永「あの童はなんだね？どうも卿絡みのようだが」
ガッツリ睨んでくる松永さんが恐ろしく怖いです。
あと繋がれた手がギシギシ言ってますねー・・・松永さんの握力ハンパネェです。
貴「というワケですよ」
松永「なるほどな・・・」
只今、松永さんの自室である。
そこで三人仲良く座ってる・・・・・・訳がない。
松永さんは確実におこである。おこではなくとも確実に不機嫌である。
松永「まぁ、彼の心中は察するが・・・・・盗みはいただけないな」
貴「うう・・・だよなァ。それは駄目だよなぁ」
松永「やるならば略奪だろう？」
貴「あ、そう言えば松永さんはそうですよね」
この人に常識って通じないですよね。
知ってましたけどさ。
松永「で？」
貴「え？」
松永「え？ではないよ。卿はどうしたいのだね？」
貴「いや、お咎めは？」
松永「未遂の上、そうしなければ生きられなかったのだ。情状酌量でも良いだろう」
貴「よかったな！」
「・・・はい」
うつむいたままだが、嬉しそうにしている彼を見てホッと一息。
でも、こいつどーすっかね。
松永「ここからが問題だが、このまま放置するわけにもいくまい。城下でまた何かしでかされては私も立つ瀬がないのでね」
仰る通りでございます。
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繭姫(プロフ) - 第二百九戦目の歌龍ちゃんの嘘つけのセリフの前、“貴”が“気”になってますよ。((なんか上からみたいでごめんなさい(真顔) (2017年1月24日 6時) (
レス) id: 2b2cd99b08 (このIDを非表示/違反報告)
アルバ - この関連の作品は全部見させて頂きました。とっっても面白かったです(*^^*)頑張ってください！(*≧∀≦*) (2016年11月10日 10時) (レス) id: 7ff89f602e (このIDを非表示/違反報告)
はる - 松永さんカッコイイ.*･ﾟ (2016年10月15日 14時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
尽八 - 何時も楽しみにして待っています。次の章も更新宜しくお願い致します。 (2015年5月17日 9時) (レス) id: ac845ea978 (このIDを非表示/違反報告)
イザーク(プロフ) - なんだかとても奥深いですね…、いつも更新される度読ませていただいてます！信長さんの時も微量ながらに感動しました！これからも頑張って下さいっ！応援してますっ (2015年5月17日 2時) (レス) id: dd74dcea3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年4月18日 20時
