第二百一戦目 貴「お披露目するのって恥ずかしくね？」 ページ13
着替えさせられた俺。
あとは松永さんにお披露目すればいいんだが。
貴「どういった顔で出て行けば・・・」
そう、そこが大問題。
普通にやっほーって出て行けばいいのか、それともどや？って出たほうがいいのか。
選んでもらった上に買って貰った服だ、マジで悩みます。
貴「ええい、男は度胸！なんでも試してみるもんさ！！」
何を？と聞かれても、うんｗとしか返せないぜ。
兎に角、イイ男に勇気を貰ったところでお披露目に行くぜヒャッハー！！
とか言いつつもガクブルだぜ☆
生まれたての仔馬状態で松永さんがいる店先まで出る。
松永「A、終わったｋ・・・」
貴「あ・・い、終わったけど」
「おぉ・・・」
貴「あぅうぅ・・・」
え・・・何この感じ。
ヤダ怖い。
「いやぁ・・・さっきまでの男前が嘘みたいですねェ」
貴「え・・・それってどーいう」
松永「似合っている」
貴「！！！？」
松永「という意味だ」
松永さんは寄ってきて頭をパフパフと撫でる。
はは、と笑いながら撫でられるもんだから恥ずかしくて下を向いた。
それに対して松永さんはおろか、店員さんまで照れなくてもいいじゃないか的なことを言ってくるからさらに恥ずかしい訳であって。
松永「だが・・・私の見立ては間違っていなかったな。まぁ、卿は何色でも似合いそうだが」
貴「俺も黒と白は嫌いじゃない・・・シンプルで好き」
しんぷる？と首を傾げる松永さんが可愛いと思いましたまる。
それはいいとして、皆さんにはまだ今の服の模様やら何やらを説明していなかったな！！
俺が今着ている着物(小袖)は主に二色の色。
殆ど白だが、裾あたりだけ黒。あとは帯も黒。
で、左胸から裾にかけて金色の刺繍が入っている。柄は桜である。
派手すぎないけど、地味すぎないというなんとも素晴らしいセンスをついて来た松永さん。
流石というしかないだろう。というか・・・
貴「これって・・・」
松永「あぁ、気づいたかね。私の陣羽織と色合いは同じにした」
貴「わざと？」
松永「勿論。嫌だっか？」
貴「んなわけない！ありがとう！！」
嬉しくて松永さんに抱きつくと、おやおやとか言いながら受け止めてくれた。
わーい、わーい、ナイスミドルの腕の中だぜ〜幸せ。
キャッキャとまるでガキ・・・いや、ガキ丸出しな喜び方を一通りしてから離れる。
店員さんも微笑ましげに見ている。うん、がっつりガキを見る目ですよね分かります。
貴「ホントありがとう、大事にする！！」
第二百二戦目 貴「おててつないで帰りませう」→←第二百戦目 貴「完成したらしいですね。・・・・・ってマジっすか？」
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繭姫(プロフ) - 第二百九戦目の歌龍ちゃんの嘘つけのセリフの前、“貴”が“気”になってますよ。((なんか上からみたいでごめんなさい(真顔) (2017年1月24日 6時) (
レス) id: 2b2cd99b08 (このIDを非表示/違反報告)
アルバ - この関連の作品は全部見させて頂きました。とっっても面白かったです(*^^*)頑張ってください！(*≧∀≦*) (2016年11月10日 10時) (レス) id: 7ff89f602e (このIDを非表示/違反報告)
はる - 松永さんカッコイイ.*･ﾟ (2016年10月15日 14時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
尽八 - 何時も楽しみにして待っています。次の章も更新宜しくお願い致します。 (2015年5月17日 9時) (レス) id: ac845ea978 (このIDを非表示/違反報告)
イザーク(プロフ) - なんだかとても奥深いですね…、いつも更新される度読ませていただいてます！信長さんの時も微量ながらに感動しました！これからも頑張って下さいっ！応援してますっ (2015年5月17日 2時) (レス) id: dd74dcea3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年4月18日 20時
