二百四十五戦目 貴「ととさまと呼べ！！」 ページ7
松永「卿の部屋はそのままにしておくよ」
貴「おおふ、マジでいつでも帰れる仕様じゃねェか」
本気でここは俺の実家と考えていいらしい。
よし、やることなくなったら実家に帰ることができる☆
もー、マジで松永さん大好き！
松永「何かあったら帰って来たまえ。私は卿にだけは無条件で味方だ」
貴「ンな事言われたの小さい時以来だよ。ありがとう」
松永「何かあったら頼りたまえ」
貴「ああ、何も無くても遊びに来るぜ」
そして政の邪魔をしてやるｗ
勿論嘘だけどさ、そのくらいの意気込みで遊びに行く。
貴「じゃぁ、松永さん。またな！！」
松永「A、」
貴「ん？」
松永「さんを付けて呼ぶのはいい加減やめてはどうかね」
まぁ、確かに家族がどうとか言った割には‘さん’呼びのままだけどさ。
つーか、変えるとしても何に変えろと？
松永「・・・ととさま」
貴「？」
松永「ととさまと呼ぶと良い」
貴「わかんねェけど・・・分かった」
ととさま？ってなんて意味？わかんねェんだが。
何かの敬称か？それともあだ名？
まぁいいか。そう呼べって言われたし、言いやすいし。
貴「じゃぁね、ととさま！」
松永「何時でも来たまえ。歓迎しよう」
貴「おう！」
満足そうに笑うととさまに手を振って城門から出る。
悲しみは無い。別れではないのだから。
貴「何時でも帰ってこれるし」
さて、今度はどこに行こうかな。
一か月くらい定住したからなァ・・・・・つーか、
貴「寒ッッ！」
松永side〜
夜。Aが発ってから随分とたってしまった。
部屋で執務をしていると、障子の外より声がかかった。
手を止めることなく入室の許可を出すと、静かに忍びが入ってくる。
松永「如何したかね？」
零「Aさまが無事、大和から出国しました」
松永「・・・ご苦労。下がりなさい」
忍が退出した時、ふと筆を止め顔を上げると、机の端に置いてある小瓶。
中には青い羽根が一枚、静かに輝いている。
松永「・・・A」
無意識につぶやいた音は、彼女の名前だった。
情けないと自嘲の笑みを零し、もう今日は寝てしまおうと寝室へ向かう。
寝具に横たわり、掛布団をかぶった所で余計なことを思いだす。
松永「卿は・・・やはり居ないのだな」
もう彼女は、来ないかも知れない。
私の前に現れることは皆無かもしれない。
松永「なげきつつ ひとりぬる夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る 」
松永「いや・・・男の私が詠む歌ではないな」
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作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
