二百四十三戦目 貴「油断大敵」 ページ5
貴「松永さん・・・何時から」
松永「何時からだろうね」
松永さんに抱きしめられたまま。
力は緩むどころか強くなっている。
松永「最近・・・いや、本当は卿に会った時かもしれないな」
貴「そうか・・・」
松永「卿は自由だ。昨日一度言ったことだが」
貴「・・・・・自由」
松永「私はもう縛りはしない。明日から旅に戻ると良い」
貴「でも」
松永「・・・・・卿は優しすぎる。少しは自分の欲も考えたまえ」
優しすぎるのは松永さんの方だ。
そう言いたいけど、言えない。言ってはいけない気がした。
松永「だから・・・今夜は」
貴「松永さん、一緒に寝ようぜ？」
松永「・・・ああ」
トントンと松永さんの背中を叩くと、腕を離してくれた。
俺は布団に寝転がる。もちろん、左側に詰めて。
松永さんは少し間をおいてゆっくりと隣りに寝転がった。
布団に入った松永さんに抱きついて、額を彼の胸に当てる。
貴「ふふ、暖かい」
松永「間違えても男にそう言う事をするものではないよ」
貴「松永さんは大丈夫だろ？」
松永「卿は私をなんだと思ってるのだね」
貴「ナイスミドル」
松永「理解しかねる」
眉を下げて言う松永さんをクククと笑う。
なんだかんだ言いながらも引き剥がしたりされないのが嬉しかったり。
甲冑を身に着けてない松永さんはマジで暖かい。人間湯たんぽｗ
貴「松永さん」
松永「？」
貴「さっきもう俺を縛らないって言ってたけどさ」
松永「ああ、確かに言ったが？」
貴「俺は縛られた覚えはねェよ。いつでも逃げれたさ・・・・・好きでここに居たんだ」
松永「はは、それは自惚れてもいいという事かね？」
貴「いいんじゃねぇの？ああ、そうだ」
松永「今度はどうしたかね」
貴「・・・・・松永さん、大好き！」
松永さんの目を見ながら言った。
言われたご本人は固まっていらっしゃる。うん、可愛い。
数拍して若干頬を赤くするとかすごくかわいい。
松永「A・・・」
貴「なに〜？」
松永「今のは忘れたまえ」
貴「ヤダ」
絶対嫌に決まっている。
死ぬまで大事に保管しておきますとも！
松永「仕方ないか・・・油断したのは私だ」
貴「フフン、そうだとも。油断したほうが悪い」
松永「・・・言ったね？」
貴「んむっ！？」
チュ・・・っと言った効果音。
俺の唇にやわらかい感覚が落ちてきてそれで・・・ってアレ？
なんか超デジャヴ。
松永「ご馳走様」
壮絶な色気垂れ流しで、美しく笑う松永さん。
・・・してやられた。
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作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
