二百七十三戦目 貴「二回は駄目だろ。二回目は流石にアホだろ」 ページ36
向き合ったのはいいが、こちらに顔を向けない。
ふむ・・・今は無理か。
つーか喉がヒリヒリするんだけど。まだ軽く酸欠だから頭痛いし。
何より折れた肋骨を治すのにごっそり体力を持って行かれた。
手荒い蘇生しやがって・・・一瞬死んだから命あるだけでも十分だが。
風魔「・・・・」
貴「・・・ﾊｧ、じいちゃんに報告に行かなくていいのか？」
風魔「・・・(ｺｸﾝ」
貴「既に逃げられてましたとか適当に言っとけ」
風魔「・・・」
貴「言っとくけど、二回も殺されないからな。流石に警戒するわ」
風魔「・・・・・・」
さて・・・あのじいちゃん、俺を殺し損ねたと知ったら今度は何を言い出すか分からんぞ。
コレは夜が明ける前にさっさとトンズラこいてしまうのが得策だな。
体力不足のこの状態、しかも寝てないというのはかったるいが、余計なごたごたはお断りだ。
あー、頭いてぇ・・・ズキズキする。この痛みの犯人はというと、黙って俺の前に座ったまま。
貴「・・・話は後で聞いてやる。だから早く行ってこい、風魔」
風魔「！！・・・・・・・(ｺｸﾝ」
もう一度促すと、驚いたような、悲しんでいるような雰囲気を出した。
しかしそれは一瞬だけで、すぐに一つ頷いて姿を消した。
貴「さてと・・・」
城から出るならば着替えなければならない。
怠い体を何とか立たせ、さあ着替えようと布団から一歩出た時。
貴「ッッ！？」
やはりそうとうヤバかったらしい。
主に酸欠だとは思うけどさ。
コレは確実に意識飛ぶなーと他人事のように感じながら目を閉じた。
風魔side〜
痛むのだろう、片手で首をさするA。
そこには己の手形がくっきりと残っており、消えない事実として静かに鎮座している。
空いてるもう片方は頭を押さえている。頭まで痛むのか・・・辛そう。
ずっとAが己を見ていることも、話しを聞いてくれようとしていることも分かっているが、あんなことをしてしまった手前、どうしていいか分からない。
風魔「・・・・」
貴「・・・ﾊｧ、じいちゃんに報告に行かなくていいのか？」
風魔「・・・(ｺｸﾝ」
貴「既に逃げられてましたとか適当に言っとけ」
風魔「・・・」
貴「言っとくけど、二回も殺されないからな。流石に警戒するわ」
警戒された。
分かっていたことだが、直接言われるとやはり心が痛い。
原因は己だ。忍であろうとして、結局はAを取ってしまった。
迷った時点で、己には地獄しか待っていなかったというのに。
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作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
