二百六十戦目 貴「褒美をもらいたくない。なんかめんどくなりそう」 ページ22
北条「お主の名前を聞いてなかったのう」
貴「いやいや、名乗るほどの者ではないですよ」
下手に名乗るわけには行かないんだよね。
小太郎は喋んないからバラされる可能性は限りなくゼロだし。
北条「そうか。単刀直入に聞くぞい、どうやってわしの身体を治した」
貴「別に特別なことは・・・」
北条「そんな訳は無かろう！風魔も匙を投げるほどの大怪我だったんじゃぞ、それを簡単に治すとは・・・お主、なにか特別な薬でも持っておるのか？」
匙を投げたんかいお前！
チラリと小太郎を見ると、気まずそうに顔を反らしている。
くそ〜・・・可愛いから許してあげよう！
貴「俺は薬師ではありません。医術の心得も無ければ知識も無い」
北条「では・・・なにか能力でも持っておるのか！？そうじゃろう！？」
視線を一瞬だけ小太郎に移す。
アレの事は黙っててくれと言った意味だったのだが、それは既に分かっていたようでコクンと小さくうなずいてくれた。まぁ、しょっぱなあんなに見られたのを焦ってたから覚えてたんだろうね。
よし、小太郎が言う事は無いっと。
んじゃ、じいちゃんを否定して面倒事は回避一択だなｗ
貴「いえ・・・たまたま一つ持っていた丸薬を小太郎殿にお渡しして、薬草摘みを手伝ったまでです。本当に何もしていません」
北条「・・・そうか。なら仕方ないのう」
貴「・・・」
北条「それに風魔を敵の忍から守ってくれたそうじゃな。礼を言おう」
貴「いえ、たまたまです」
北条「後で褒美を取らせよう」
貴「本当に何もしてないので結構です。代わりと言ってはなんですが、一晩泊めていただけませんか？」
北条「そうか？それでいいのならわしはかまわんが・・・風魔！」
風魔「？」
北条「彼を部屋に案内してくれるかの？」
風魔「・・・(ｺｸﾝ」
部屋から出る小太郎に続く。
出る際に、もう一度お礼を述べてから退出。
ふぅ・・・疲れた。妙に勘ぐりを入れるじいさんだな。
スタスタと廊下を進む小太郎に続き、連れてこられたのは客間・・・でいいのかな。
貴「ここ、使っていいのか？」
風魔「・・・(ｺｸﾝ」
貴「分かった」
風魔「・・・？」
貴「ああ、一人で大丈夫。仕事か？」
風魔「・・・(ｺｸﾝ」
貴「行ってらっしゃい。怪我すんなよ」
先刻のように頬を撫でると、コクンと頷いてシュンと消えた。
いや〜・・・忍者って速い。
さて、今日の宿はこれで探さなくていい訳だが。
貴「褒美断るために泊まるのは不味かったか？」
二百六十一戦目 貴「天井裏は交通路」→←二百五十九戦目 貴「起きたらしいね」
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作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
