二百四十一戦目 貴「お互いにな」 ページ3
松永「卿はこの期に及んで、まだ私に遠慮するのかね？」
貴「いや・・・そういう訳では」
松永「ならさっさと乗りたまえ。年寄りを待たせるものではないよ」
貴「・・・分かった」
松永さんの首に手を回し、背中に体重をかける。
その後、立つよと一言だけ俺に声をかけ、スッと立ち上がった松永さん。
で、そのままスタスタ歩き始めた。年寄りとか嘘つけや！！
松永「卿は・・・」
貴「重いとか言ったら立ち直らないからな」
松永「・・・・・なんでもないよ」
貴「何故だろう・・・まだ言ってもらった方が傷つかなかった」
心に刺さった小さなとげが痛い。
地味に痛い。指先に裁縫針が刺さった時みたいな感じ。
松永「いや、重くは無い。ただ・・・」
貴「？」
松永「何かを背負うのも存外、悪くは無いな」
貴「ッッ！！松永さんッッ！！！」
松永「ちょ・・・苦しいよ」
貴「あ、ごめんｗ」
嬉しくなって腕に力を込めてしまった。
いや〜、スンマセンｗｗ
だが、松永さんを通して俺が、俺を通して松永さんが少しだけでも変わることができたなら。
貴「なぁ松永さん」
松永「今度はどうしたのだ？」
貴「俺ら出会えてよかったな。お互いに」
松永「・・・・・・卿には敵わないな」
どういう事かと聞こうとしたら、よっと言いながら抱えなおされた。
コンニャロ・・・態とだな。
貴「今日の夜飯なんだろなー」
松永「卿はそればかりだな」
貴「そうか？」
松永「まぁ夕餉までしばらくある。昼寝でもしているといい」
貴「ん〜」
松永「相当消耗しているようだが？」
貴「んじゃ、寝る」
寝ると決めたら、眠気がさっさとログインしてくるのが俺という人間でありまして。
要するに既に眠い。どんぶらこ、どんぶらこ・・・と船を漕ぎ出す始末。
うん・・・流石としか言いようがないね。
貴「ごめん松永さん。既に眠い」
松永「はは、相変わらずだね・・・眠ると良い。今日は助かったよ」
貴「うん、おや、す・・・み」
松永「・・・A、有難う」
もう松永さんの声が遠い。
コレはもう抗いようのない眠気ですね分かります。
松永「私の宝よ」
松永side〜
すぅすぅと私の背中で寝ているA。
松永「口を開かなければ傾城の美女か・・・」
寝ていれば非の打ちどころのない女だ。
寝ていれば・・・の話だがね。
貴「にゃむ、ぬぅぅ・・・それ俺の団子ぉぉ」
前言撤回。
寝ても覚めてもAはAのようだ。
松永「夕餉の後に団子でも用意するか」
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作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
