二百四十戦目 貴「さて到着」 ページ2
松永「大丈夫かね？もう長い事飛んでいるが」
貴「平気、平気。何ともないって」
そんなこと言ってるけど結構きついんだよね。
途中で休んでもいいけど、目的地は目と鼻の先。
ならばもう少し気張って飛んでやろうと何かに対して躍起になってる。
燃え盛る寺から脱出した時は、月が夜空に浮いていたというのに、今は太陽が居座っていらっしゃる。しかも空の頂上ときたもんだ。
あれ？半日以上飛んでね？
貴「余計なこと考えたら怠いな・・・・・松永さーんなんか喋ってよ」
松永「そうだな・・・この高さから落ちたら卿と私は間違いなく死ぬだろうね」
貴「やっぱ黙ってて。精神的に苛めないで」
松永「ははは、冗談だよ。だが落ちてしまっては本当に困る。限界が来る前に言ってくれ給えよ」
優しく喉を撫でながら言う松永さん。
くるくるくると喉を鳴らすと、「鳥の真似事もできるのか、いや結構、結構」と笑ってた。
正直、できるとは思わんかったｗｗｗ
何とか到着しました大和の国！
フッツーに疲れた。
貴「どこに降りましょうかねぇ」
松永「ああ、この前卿が呆けてた竹林に降り給え。あそこならば人目にはつかない」
貴「呆けてたってひどくね？」
相変わらずの松永さんの余計なひと言にツッコミを入れつつ、ゆっくりと降りる。
地面に足をつけると、松永さんが背中から降り、それを確認した俺も人型に戻る。
伸びをするとパキパキといい音をたてる背骨。うん、長い事不死鳥の姿だったしな。
貴「ふぅ・・・松永さん大丈夫か？酔ったりとかしてねぇ？」
松永「私は問題ない」
貴「よかった・・・んじゃ、行きますか」
俺の言葉に頷いて歩き出した松永さん。
俺もその後を追おうとしたとき、カクンと膝から崩れた。
慌てて目の前にあった竹にすがりついて顔面から地面にダイブは阻止したが、どうも足に力がはいらない。
これはアレだな。お約束だ。
松永「卿こそ大丈夫かね？」
貴「あはは〜、思ったより消耗してたみたいです」
松永「歩けそう・・・ではないな」
貴「ちょっと今は無理っぽい。先行っててくれ。治まったら戻るから」
松永「・・・・・・全く卿は」
少し怒ったように言うと、俺に背を向けしゃがんだ松永さん。
キョトンとしていると、顔だかこちらを向け一言。
松永「乗りたまえ」
貴「は！？」
松永「なに、さっきのお返しだ。今度は私の背中を貸してあげよう」
貴「いや、マジで大丈夫だって」
重いとか言われたら俺のSAN値が無くなるもの。
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作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
